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2009年9月 1日 (火)

「自・公政権が駄目だから民主に一度やらせてみよう」---マスコミ報道のおごり

「選挙結果に思う」
今夜は遅くまでテレビを見る事になるかと思っていた日曜日の選挙速報も、民主党の圧倒的勝利が報道される中、なぜか急に睡魔が襲ってきて早々と12時ごろには寝てしまいました。

 自民党政権の終りが来るという時代が本当に来るなんて、信じられない事態に虚脱感ともいうべき状態になった昨日でした。しかし今日の朝を迎えて、国民が日本を変えたことを実感し新たな気持ちで、このブログも書き続けようと思ったのでした。

 しかし選挙後、マスコミ、評論家諸氏の多くが云う、国民は「自・公政権が駄目だから民主に一度やらせてみよう」「お試し政権」と思っているという論評はうなずけないのです。

 衆院解散から、選挙にいたる40日の間、有権者はしっかりと考えて投票したと思っています。
いちど民主にやらせて、だめならまた自公政権に戻せば良いと安易に考えるほど、自公政権は信頼されていません。どうにもならない末期的症状を呈していたのです。
 マスコミ、評論家諸氏は自公政権による、前回の選挙での政権公約が、いったいどこまで実現されたかの確認作業をおろそかにしてきた、いや避けてきたのに、国民は「民主にいちどやらせてみよう」と思ったと書くのは、おごりです。

 新しい民主主義国家の始まりを求めて、有権者は自公政権に見切りをつけて、新政権を誕生させたと思っています。
政治を見直すべく、国民の力が示されたのです。
それだけ、新政権に対しては厳しい目が注がれるでしょう。既得権益を失いたくない勢力からは、それこそ激しい抵抗があるでしょう。

 自民党の小泉、福田首相が、自分達のマニフェストを軽視する驚くべき発言をし、安倍首相がマニフェストを逸脱し、麻生首相が自党の政策方針に逆らう発言をしても、ほとんど問題視しなかったのに、テレビカメラの前で、選挙開票中に民主党幹部に対し早くも「マニフェストの完全実現を求める」追求発言を繰り返し、少しでも実現が遅れたら、責任をとるか、再度選挙に望むかなどと、したり顔で質問をしていた評論家諸氏をしっかりと覚えておきます。

 ついでに、選挙速報4チャンネルに出演した島田紳助、「いったいこの男は自分を何様だと思っているのかと思わせる」不快感を覚えた発言を忘れません。
僕は、いま生まれたばかりの民主党政権に過度の重圧をかける主張はしたくありません。
長い目で見ようと決めています。
それと、苦しむ兵士を見捨てて逃げた上級将校達を、人間の屑と思った子どもの頃からの思いの継続で、従来の主張をころりと変えて、時の権力に擦り寄る卑怯者たちを嫌う心を持っています。
これから政権交代の狭間でゆれる諸問題と、それに係わる人間模様を見つめていきたいと思っています。

インド洋給油問題を書き続ける中で、7月24日にこう書いたと思います
このブログを書いている昨日あたりから、麻生首相や官僚などから、インド洋給油、海賊対処に対して民主党の主張のぶれを攻撃する発言が目立ちます。

「民主党よ、多いにぶれなさい。野党の立場と政権を取った場合とでは、諸外国との関係が著しく変わります。主張する「対等な日米関係」にも難問が立ちはだかります。
短期、長期の政策を練り、いやらしいほど、柔軟に、粘り強く事に当りなさい。
二枚腰を使いなさい。開き直りなさい。
その基本は、国民の為の政治であり、イラク戦争、インド洋給油、海賊対処などで自公政権に見られた民意を問わない、説明しない、隠す、ごまかすなどがなければ、国民は理解します。
「国民説明報道官」が新設されるとよいですね。」

選挙後の敗戦の弁で、自分の子どもか、孫の世代と戦った思いだと語った老政治家がいましたが、選挙後の麻生首相の会見の際、首相の左に立ち並ぶ、自民党の幹部政治家の老いた顔ぶれに、民主党の若い新人達の顔をだぶらせて時代の移りを感じるのです。
毎日新聞の7月20日の「風知草」欄に、専門編集委員の山田孝男がこう書いています。

「政党が備えるべき現実性とは、安全保障のリアリズムや社会保障の財源論だけではない。
トップリーダーの見識と判断力、側近や盟友たちの知謀、胆力、統制。それらを総合した自己決定能力が低くては、頼れる政権政党とはいえない。」


 最近の自民党政権には、求むることも難しい正論だと思います。
民主党の議員諸氏の緊張感溢れる発言に、若い力が結集し頼れる政権に一歩でも近づこうとする思いを感じます。若い力のがんばりから活力が生まれます。見守らせていただきます。
 
 最後に、政権交代は喜ばしい事ながら、今回の選挙で一番残念に思ったことは、共産党、社民党が現有議席維持に留まり、伸びなかったことがあります。
政策のチェック機能が果たせるべく、せめて議席数が1.5倍増(本音は倍増)するのが望ましいと思っていたからです。

 最後の最後に、一昨日書いた大嫌いな読売新聞社の渡辺 恒雄会長・主筆の思いが、悪いほうに転がった選挙結果に僕は快哉を叫ぶとともに、彼が今どんな顔をしてなにを思い、どんな怪しい動きを画策せんとしているか、それを考えています。

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