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2009年7月26日 (日)

民主党、インド洋給油継続方針----その(3)派遣期間の考察。第7次派遣部隊は出港しない

インド洋給油が曲がり角に来ている事の実証について、一昨日、7月24日はその(1)として「給油量と給油国艦艇」について書き、最近の給油量と給油対象国艦艇の減少、大袈裟にいえば最近はパキスタンばかりが目立つという実状を報告しました。

 今日は実証その(2)「派遣期間から見えるもの」を考えてみます。
 
「柳瀬川通信:報道部」

デスクの机に、1枚の書類(表)が提出される。

「報告書」
昨年(2008年)2月21日の給油再開からの、派遣部隊の
派遣期間です。

第1次派遣海上補給支援部隊(補給艦:おうみ 護衛艦:むらさめ)
    2008.1.24~6.4  (133日)約4ヶ月と10日

第2次派遣海上補給支援部隊(補給艦:ましゅう 護衛艦:いかづち)
    2008.4.20~9.4  (138日)約4ヶ月と14日

第3次派遣海上補給支援部隊(補給艦:はまな 護衛艦:ゆうだち)
    2008.7.24~12.21 (151日)約4ヶ月と27日

第4次派遣海上補給支援部隊(補給艦:とわだ 護衛艦:ありあけ)
    2008.11.10~2009.4.27 (169日)約5ヶ月と17日

第5次派遣海上補給支援部隊(補給艦:ときわ 護衛艦:あけぼの)
    2009.3.1~
8.31(想定) (184日)約6ヶ月

第6次派遣海上補給支援部隊(補給艦:おうみ 護衛艦:すずなみ)
    2009.7.21~
2010.2.4(想定) (199日)約6ヶ月と4日
  
 7月21日に出港した第6次部隊は、改正新テロ対措法の期限切れである
2010年1月15日で任務を終了し、約21日間の航海で、舞鶴基地、佐世保基地に帰港する。
 第4次派遣からの派遣期間延長のよる調整が行なわれ、本来10月末に出港するはずだった第7次派遣部隊は、編成しない。何故か??。
 
 海上自衛隊上層部は、一部の反対意見もあるが、来年1月15日の期限切れを、インド洋給油撤退の潮時と考えているとする、
仮定をたててみました
 
 
仮定条件として考えられる事として、まず給油量の減少と給油艦艇の対象国の少なさが挙げられますが、それ以上に、給油環境の行き詰まりを意識して、テロ対措法により給油の為にインド洋に派遣されている海上自衛隊艦艇を、シーレーン防衛的な意識に方向付けようとしてきた事が関連するのです。

ソマリア沖に派遣した護衛艦が行動するようになり、海賊対処法案も可決され、「海上交通の安全を確保」のより具体的な行動がアピールできるようになったことで、給油活動艦艇の存在意義が薄れたことが大きいのです。

 そのうえ、インド洋とソマリア沖の派遣艦隊が補給艦1隻はまだしも、護衛艦3隻の負担が、当初イケイケどんどんで考えただけに、その無期限の派遣が重くのしかかる様になってきました。
護衛艦の総合的戦略と訓練の片寄り、乗組み海上自衛官の絶対的不足が無視できないようになっているのです。

デスク「作山くんと超美仁クン、揃ってどうしたね。原稿民主党、インド洋給油継続方針----その(3)派遣期間を考察する)はできたかね。」

作山記者「ばっちりです。先ず、この報告書をみて下さい。」

デスク「うーん、なにか説得力のあるデーターのようだね。作成は超美仁クンだろ!。」

作山記者「そうです。こういう分析をやらせたら超美仁クンの右に出る奴は、我社にはいません。」

デスク「我社には誰もいないんだから、右に出る奴もいない---。おっと、失礼、本音がでた。ところで原稿はこれだけかい。なにを云いたいんだ。」

作山記者「インド洋に向けて、第7次派遣部隊の出港は、多分無いと云う事です。デスク。」

デスク「防衛省、海上自衛隊は、インド洋給油継続を望んでいるわけだろ。そう云い切る根拠はなにかね?」

作山記者「ご存知のように、昨年(2008年)2月21日の給油再開以来、現在、第5次にいたる海上補給支援部隊が派遣されてきました。」

デスク「確か、第6次部隊が先週の火曜日(7月21日)に出港したね。」

作山記者「さすがデスク。マスコミは取上げなくてもちゃんチェックはしていますね。
そうなんです。本来なら、1ヶ月も前に第5次と交代のため出港すべきなのに、なかなか出発しないので、これはなにかあるなと超美仁クンと話したんです。」

デスク「インターネットの地方版ニュースで、補給艦「おうみ」が佐世保基地を出港する模様を映していたよ。」

 -----続く

防衛省、海上自衛隊が、海賊対処法の制定で、護衛艦2隻が派遣されている現状など、総合的観点から、インド洋給油を来年1月15日で中止するのもやむを得ないと考えている?。
大胆な推測ですが、派遣艦隊のローテーションから、このへんの検証を続いて書いていきます。ご期待?ください。

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