« 志木駅前の駐輪施設 | トップページ | 映画「グラントリノ」を見ました »

2009年5月20日 (水)

連載「報道がおかしい その1」

半世紀近く前ものことです。
今より選挙の結果に、左派勢力が影響を持った時代、もちろん小選挙区制ではなかった頃です。
不思議と選挙前になると、共産圏諸国の不祥事やら、悪いニュースがマスコミで取上げられることが多くなったものです。
大きなニュースとしてでなく、じわりと効いてくる小出し連発です。
その報道は間違いではないと思うのですが、なにか意図的なものを感じる取上げ方でした。

それでは、今はどうかといえば、同じような傾向は変わっていません。かってのように社民党(社会党)、共産党を議会勢力として認識しないですむ議席状況であっても、政府与党である自民党、公明党と、その反対勢力をどう取上げているかをみると、マスコミ報道に違和感を感じることに変わりはありません。

選挙との関連については、最近では西松事件などがありますが、それは後日にまわして、今日は最近の政府自民党の政策というか、筋書きを、一緒になって啓蒙するかのような主体性なきマスコミ報道の一端を書いてみます。
先ず、北朝鮮ミサイル発射報道です。
 これは毎日新聞2009年4月30日朝刊「余禄」の記事です。

「北朝鮮の発射したテポドンが秋田、岩手の上空を飛び越すというので大騒ぎをした。
自衛隊が、迎撃ミサイルを待機させた。もし燃えがらが落ちてきたら撃ち落す段取りだった。
撃ったら当るか、外れるか、関心はそこに集まった。だが、今になって考えてみると、ポカンと見ていたようなものだ。
ほんとうになにか落ちてきて、迎撃ミサイルが見事命中していたら、どうなったか。落ちてくるテポドンは空中で飛散し、迎撃ミサイルの破片と一緒に降ってきたろう。
それに備えて住民に総員退避の指示を出す用意はあったか。
迎撃ミサイルは敵ミサイルが軍事目標に当らないようにするための兵器だ。
住民の頭上に落下物が落ちてこないようにする安全装置ではない。」

 
 次ぎも毎日新聞2009年5月6日朝刊「アメリカよ。新ニッポン論」の記事のごく一部の記述ですです。

北朝鮮が発射したミサイルは射程5500キロを超える改良型テポドン2など大陸間弾道弾(ICBM)クラスとみられ、日本の上空を通過するだけ。実際に迎撃すある可能性はほとんどなく、「危機」に乗じた麻生政権の世論向けアピールの意味が大きかった。」

 どちらも、紙面に小さく掲載された論調です。
これを読むと、それでは連日のように紙面を賑わした北朝鮮ミサイル報道はなんだったんだと思わざるを得ません。
「危機」に乗じた麻生政権の世論向けアピールを、批判なく書きまくり国民にアピールしたのはマスコミ自身だったのを忘れ、後から総括するような記事を書く。
読むと違和感といった程度のものではなく、これはなんだと驚きを禁じえません。
これは、他の事件でも同じ傾向が見て取れます。

偏向報道といった大袈裟な捉え方ではなく、報道すべき真実が隠され、政府に都合の良い方向に迎合した記事の多い現状を、もう少し書いていきたいと思います。

  -----続く

|

« 志木駅前の駐輪施設 | トップページ | 映画「グラントリノ」を見ました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170544/45077771

この記事へのトラックバック一覧です: 連載「報道がおかしい その1」:

« 志木駅前の駐輪施設 | トップページ | 映画「グラントリノ」を見ました »