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2009年5月30日 (土)

「北穂に寄せて」と「アルプス交響曲」----サントリーホール

Suntory

昨日はサントリーホールでの、日本フィル第610回東京定期演奏会でした。演奏曲目はR.シュトラウスのアルプス交響曲とマーラーの交響曲第10番。
前回第609回で、浦田健次郎作曲の「北穂に寄せて」が世界初演されましたが、2回続いて山を題材にした曲が演奏されるのは、登山を趣味とする者にとっては幸運でした。

サントリーホールでの演奏会が好きです。
ホールの音響的な優劣や、座席位置による音質等にはあまりこだわらないほうです。
ホール形式でいうとシューボックス型や扇形型などよりは、オーケストラとの一体感が感じられるサントリーホール(ヴィンヤード式)のほうが、生演奏を聞いているという高揚感が得られます。
好きなホールで、山を描写し、山にいる事を連想させられる曲を聞けるのは嬉しい限りなのです。

それにしても、最近のコンサート会場は、聴衆の入りが悪く、空席が目立ちます。
映画「おくりびと」でも、オーケストラの解散で、主人公のチェロ奏者が職を失う場面から始まりましたが、演奏会場入口で配られるずしりと重い100枚以上の演奏会の宣伝チラシを見るたびに、オーケストラや演奏家の苦衷が感じられてなりません。
日本フィルも秋からの定期会員券を大幅値下げして、聴衆増を狙っていますが、不況の中、苦しい楽団経営が続きそうです。

「国立メディアセンター」別称:漫画の殿堂
建設費に117億円、維持費が年間数千万円以上と聞くと、箱物よりアニメ・ゲーム・漫画を支えているクリエーターの労働環境に思いをはせるし、同じように交響楽団やクラシック演奏家への支援も、考えてもらえたらと思うこの頃です。

少し脱線しますが、箱物といえば、このメディアセンターへの危惧感で、例えられる「私の仕事館」。
建設主旨や利用のされ方には、意義を見出せるのですが、なにぶん建設費581億円年間赤字15億円以上、閉鎖して建物を売却しようとしても数十億円でも買い手がつかないと言われています。それが、雇用保険から出費されているとあっては、失業して苦しむ人達とのギャップが大きすぎるのではと批判されるのは当然でしょう。

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