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2009年4月 1日 (水)

人工衛星は小型?--北朝鮮ミサイル

Rocket2_320 「柳瀬川通信:報道部」

デスク「作山クン。今日はもう4月1日だ。テポドン2号の写真、その後なにか解ったかね。」

作山「米国のISISやデジタル・グローブ社をいろいろ探ってみたのですが、発表されている写真以外、なにも収穫無しです。インターネットから、簡単に情報が取れる組織ではないですね。」

デスク「デジタル・グローブ社が去年撮ったイランの核施設の写真は、もっと写りが良かったろ。」

作山「そのとおりです。この会社のホームページのPR写真なんか、東京タワーの鉄骨が数えられますよ。」

デスク「テポドンさんを、わざとぼかしたか。やったのはISISのほうだな。いろいろと、情報を使い分けするから振りまわされるよ。残念。」

作山「写真は、科学部の超美仁くんが、分析してますので呼びます。おーい。超くんをよんでくれ。誰もいないか、おれが行こう。はいはい。」

超美仁「デスク、画像ソフトでいろいろ、いじってみましたが、喜んでもらえるような発見はありません。すみません。」

デスク「仕方ないさ。それより航空工学に詳しい、君の意見を聞きたいな。やはり3段ロケットに見えるかい。」

超美仁「その情報が流れていますね。ロケットを支えているアームが良く判別できないのですが、素直にみれば第1段が新しく開発したブースターロケット、第2段がノドン・ミサイル、その先にかなり細身の第3段ロケットらしいものが見えます。」

作山「ロケット先端が丸く見えないか?。」

超美仁「丸型ですね。私も最初は、そう思ったのですが、画像処理してから拡大して検証すると、先端部がやや丸みをおびて膨らんでいる程度です。
空力的にも先端が丸型は不利ですし、制御も難しいでしょう。人工衛星なら最上段のロケットの最先端部分に納めれられているはずで
、「フェアリング」というカバーが掛けられているのが普通です。
大気のあるところを飛行するあいだ人工衛星を守ります。
多分、丸い卵型はそのフェアリングが写っているのだと思います。友人の友人の話では、使われている耐熱塗料は、日本製だとか。」

デスク「やはり、人工衛星の可能性かい。」

超美仁「なんとも云えませんが、切り離される物体だと思います。但し、フェアリングから見て、それほど大きな物ではないです。中に人工衛星が入っていたとしても、バレーボールよりは大きいでしょうが、直径80cm前後と推測します。」

作山「北朝鮮は試験通信衛星と発表しているが。」

超美仁「試験というのが曲者で、中味はほとんどないんじゃないですか。大陸間弾道ミサイルの開発に比べて、人工衛星の開発技術のほうは、まだまだだと思います。電源ひとつ取っても、ソーラー技術など難しいし、制御技術しかり、人工衛星は科学の粋というか、総合力が必要です。」

作山「金総書記の写真だったりして。冗談、冗談。」

超美仁「成果を誇示する為にも、受発信機ぐらいは積んでいると思いますが。」

デスク1段目は約650km飛んで、日本海に落下、2段目が日本上空を飛び越して3600km先の太平洋に落ちるのか。」

超美仁「そう、思えるのですが、そのへんが良く解らないのです。
前回1998年8月に、日本の上を飛んだテポドン1号は、1段目が、発射地点より250kmの日本海に、約1650km先の太平洋上にロケット本体、すなわち2段目が落ちたと思われます。
今回が3段ロケット構成だとすると、第2段が落下するのが3600km地点なら、人工衛星を押し出した第3段ロケットがどこに落ちるのか?燃え尽きるのか。それにしても、飛距離は前回よりぐんと伸びます。米国を刺激しますね。」

作山「なるほどね。本当に人工衛星になるのかな?」

超美仁「そこなんです。人口衛星も国威発揚に効果があるのですが、北朝鮮の狙いは、人口衛星よりも、長距離弾道ミサイルを、これだけ飛ばせるんだというデモンストレーションの意味合いが大きいわけですね。勿論、実験を重ねる過程になるわけですが。」

デスク「そう思えるね。」

超美仁「そこで、こんな仮説を考えました。話しても良いですか。」

デスク「勿論だよ。聞きたいね。」

超美仁「ひとつは、制御の難しい3段ロケットの切り離しをしないで、2段ロケットで長距離を飛ばす実験。これは2段目がなるべく遠くへ、4000kmくらいまで飛んでくれればよいわけで、先についているロケット部分は、今後の姿勢制御の実験というか、データーを取るためのダミー。」

作山「確かに4000km飛ぶ2段目に、もう1段ついていたら脅威ですね。すると人口衛星はどうなるの。」

超美仁「この場合は、模擬人工衛星をつけて飛ばす実験と割りきるので、地球を回る人工衛星はなし。もうひとつは-----」

デスク「もうひとつ?どうした」

超美仁「普通に考えれば、小さな第3段ロケットが、小型人工衛星を地球を回る軌道に押し出して、初歩的な人工衛星にする。
姿勢制御など、地上の制御施設との交信による機能は多分無いので、いや、もう少し厳しく言うと地上にある監視施設は、ロケット制御くらいの設備しかない。だから飛んでいるだけの物体。これを人工衛星と呼ぶかは判断に迷うところでしょう。

勿論、第2段ロケットは、太平洋に落下する。
これを、北朝鮮は、回収しないでしょう。できないと言うべきか。
ただし、日本海に落下予定の第一段ブースターロケットは、回収したいと思っている。
米国、日本の手に渡れば、性能などを調査される恐れがありますからね。
ただ、どんな回収手段に出るか予測できません。
派遣された艦艇が、日米の艦艇と軋轢を起さないとも限りませんね。
日本領海ぎりぎりの海上での責めぎあいになるかもしれません。日本も、イージス艦は勿論ですが、海上保安庁の巡視船、巡視艇が出るでしょうし、海上自衛隊のミサイル高速艇が数隻出るようです。このミサイル高速艇は、あまり知られていませんが、他国が羨ましがる高性能艇ですよ。
ひとつ問題は、人工衛星を収めているフェアリングをどこで分離するかですが、これがわからない。
普通、まあ、日本の種子島で打ち上げているロケットなどを例にすれば、フェアリングは、大気圏外に出れば、なるべく早く分離して、重量を軽くするのです。日本の場合、発射後、6~8分くらいで分離します。確か2段ロケットの分離前だったと思います。

北朝鮮の場合、始めてなので私はこれを注目しています。早い分離だと当然、日本海に落下することになります。今、日本海に落下する物は、日本政府が、落下物と呼んでいますが、第一段ブースターロケットの殻です。これにフェアリングが加わるかですね。
日本のロケットのフェアリングが、黒島に漂着している写真がありますよ。
     http://www.kuroshima.net/today070604.html (黒島で見つかった、落下したフェアリング写真)
と、ここまでは、今回のテポドン2号打上げが、多分こうなると考えられる一般論です。

これから先は、専門家が聞いたら笑うでしょうが、私の推測なんですが、第3段ロケットを、そのまま軌道に載せてしまう。
これだと、面倒な衛星切り離しや、制御が必要ない。そのかわり、ロケットが軌道に乗ったというだけで、制御などしない物体のようなもの。人工衛星と呼ぶか、宇宙ゴミというか。不規則回転しているかもしれないし、わりと短時間しか宇宙には留まれない。」

作山「それでも、成功には違いない。では、先端の丸い部分はどうなる。」

超美仁「宇宙でパカッと開いて、多分アンテナとかが出てくる。」

デスク「俺たちは、笑わないよ。あるかもしれない。」

作山「開いたところに、金総書記の額入り写真。」

超美仁「またですか!。」

デスク「なにはともあれ、米国本土に届くような、長距離弾道ミサイルを飛ばす事が出きるという、強力な切り札を持てるわけだ。

作山「一段落したところで、昼飯に行きましょう。次ぎに日本のミサイル迎撃を解説してくれないか。」

超美仁「それは、専門ではないので、わかる範囲で。デスクが詳しいですよ。」

「何を迎撃するの?」 書きかけーーー続く

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