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2009年4月 4日 (土)

何を迎撃する事になるのかーーー北朝鮮ミサイルその3

174_320 超美仁「それでは、ミサイル迎撃問題に移りましょう。」

デスク
「北朝鮮が人口衛星と称しているミサイル発射だが、安保理決議違反とされる根拠があまりマスコミで説明されていないので、少し解説も書くようにしよう。

北朝鮮が、2006年7月に日本海に向けて7発の弾道ミサイルを発射したときには、国連安全保障理事会が非難決議(1695号)に続いて制裁決議(1718号)を採択している。
今回、安保理決議違反と言われる根拠の、制裁決議(1718号)では「北朝鮮に対し、いかなる核実験または弾道ミサイルの発射をこれ以上実施しないことを要求」し、「既存の大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画を完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法で放棄することを決定する」と明記されている。

北朝鮮は弾道ミサイルではなく、人口衛星発射ロケットと云えば、この決議に反しないという主張なのだ。まあ、決議そのものも、どこかの航空幕僚長と同じで、そんなこと、しったこっちゃねーだがね。」

作山「どんな事態になったとき、何を迎撃するかですね。」

デスク「地上配備のPAC3は、ちょっと外しておこう。この配備計画にはいろいろ裏があるからね。先ず日本海に展開した日米の艦艇だが?調べは超くんだったね。」

超美仁「米国のイージス艦は、カーティス・ウイルバー(日本海)、スティーザム(日本海)、ジョン・S・マッケイン、ホッパー、チャフィー、シャイローなど少なくとも5,6隻と補給艦のアラン・シェパード(日本海が活動中です。イージス艦については、太平洋に展開している艦名の調査中です。
イージス艦からの情報は、日本海方面に飛ばしている航空機からの情報とあわせて、横須賀を母港とする米国第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」が指揮を取り、全情報を集めています。」

作山「すごいね陣容だね。」

超美仁「日本の安全の配慮というより、アメリカ大陸まで到達する長距離弾道ミサイルのデーターを集めたいのでしょう。
もう、人口衛星であろうと、ミサイルであろうと、建前は関係ない。しかし米軍は迎撃態勢は取らないと言っています。このところ、始めのような過剰な反応はしていないようです。日本にとっては、ちょつと肩透かしを食らった感もあるでしょう。」

デスク「海上自衛隊は?。」

超美仁「イージス型護衛艦は、「173・こんごう」、「176・ちょうかい」の2隻が日本海の秋田沖付近へ、太平洋の着弾点でのデーター収集には、「174・きりしま」が展開しています。
174・きりしまが日本海には行かずに太平洋派遣に選ばれたのは、ミサイルシステム(SM3)がまだ装備されていない中途半端なイージス型護衛艦だからです。」

作山「イージス艦か。日本は6隻保有だったね。そのうち3隻出動か」

超美仁「はい。米国が74隻保有と群を抜いていますが、日本の6隻は世界第2位の保有国です。
他にはスペイン4隻、ノルウェー2隻、韓国が新造したばかりの1隻保有です。
他の諸国は、あれば良いだろうが、建造費、維持費があまりに高すぎる事と、それに見合う効果が無いとして保有はしていません。
計画中の国が数ヶ国ありますが、そのなかに台湾も入っています。」

作山「防衛庁は韓国の新型イージス艦が気になっているそうだね。」

超美仁「はい。世宗大王級駆逐艦(せそうだいおうきゅうくちくかん)は、韓国海軍初のイージス艦でKDX-Ⅲとも呼びます。これも今回、出動しているとの情報です。
日本の「こんごう型」より大型で、イージスシステムについては、比較は難しいのですが、最新重装備を持っていますので、抜かれたという気持が強いそうです。
しかし、日本も大型では負けないヘリコプター空母とも言われる「ひゅうが」が進水しました。」

デスク「イージス艦の他には?」

超美仁「はやぶさ型の「825・わかたか」をはじめ高速ミサイル艇が2~3隻、それに海上保安庁の巡視船、巡視艇多数です。」

作山北朝鮮は?。」

超美仁「やはり、データー収集、これはミサイルもありますが、出動している日米韓の艦艇のデーター収集も含まれます。
日本海に落下予定の第一段ブースターロケットの収集をどうするかですが、放棄するのか、軟着させるのか情報がありません。
なんにしても、少なくても観測船や工作船が10艇以上は出てくると思っています。」

作山「漂流しているブースターを日本側が拾って良いの?。」

デスク「明かに回収意思が解るようになっていれば、北朝鮮のものだろうな。ごみなら拾得物だが。回収の為のパラシュートなどをつけていなければ、海中に沈む。」

作山「もめそうですね。」

デスク「おい、妙な期待はするなよ。」

超美仁「さて、迎撃問題ですが。
ミサイルの第1段の不調、第2段の切り離し失敗、不点火、失速、制御不能など、具体的に項目を挙げて検証し、それに対する落下物の迎撃を考えると良いのですが、残念ながら記事の締切に間に合いません。
ミサイルが打ち上げられてから、書いても意味がありませんので、少し結論を急ぎます。」

デスク「解った。君の意見を聞かせて。」

超美仁「北朝鮮の技術力が寄与したとされる、イランのロケット発射が成功していますから、第1段ロケットの不具合は多分無いとみます。すると落下物は第2段ロケット点火後のこの第1段の燃え殻ロケットですが、これは日本海の日本の領海外に落ちると見ます。」

作山「第1段ロケットの大きさは直径約2.5m長さ約17mの筒状物体。そして、領海は12海里(約20km)だったね。」

超美仁「はい。第1段ロケットの直径が、前回のテポドン2号の時より、約1mほど大きくなっているようです。これは写真から想定してみました。このブースターロケットが、日本の12海里領海範囲に落ちる確率は少ないでしょう。領海外は勿論ですが、領海内に落下の場合でも、迎撃はしないと思います。打ち落とす意味がありません。出来るなら、こちらで回収したいくらいでしょうから。」

作山「2段ロケットは、どう?」

超美仁「点火すれば、800km~1000km上空を短時間で日本列島を横断して太平洋に抜けます。3段ロケットより先は、落下物として捉えるなら、日本列島に何の影響もありません。
2段ロケットですが、もし失敗したら。落下物として、これが今度の打上げの一番の危険個所です。もうひとつの落下物として考えられるのは北朝鮮ミサイルその2で説明しました「フェアリング」という人口衛星のカバーです。」
デスク「迎撃、迎撃というが、迎撃とは攻撃してくる敵を迎え撃つ事だ。事故で落ちてくるロケットや部品を狙い撃つことを迎撃とは言わない。なんという表現が良いか、作山くん、今日のところは良いとして、今後の紙面作りの為に考えておいてくれたまえ。」

    北朝鮮がロケット発射直前宣言! ここで、時間切れか!

(写真は、太平洋上で待機するイージス護衛艦「174・ちょうかい」)

<今、Em-Net情報が入りました>

        政府発表  北朝鮮ミサイル発射!! 4月4日 12:16

         政府発表  ミサイル発射は誤報!! 同じく 12.21

 「
防衛省の実力はこんなものか。」 デスク、珍しく怒って自衛隊を叱る。
 
 「最新型警戒管制レーダー「FPS-5」(通称ガメラレーダー)を使いこなせない未熟。
それ以上に、
全体情報収集システムが機能していない
 米軍の早期警戒衛星、日本海のイージス艦、国内レーダーの情報を瞬時に解析し、分析しなければ、高額な予算を使っている意味が無い。
 
1ヶ所のレーダーの未熟な解析だけで、即、発射情報を発令してどうする。他の探知システムとの照合チェックもしなかったのか!。大馬鹿者め。他国と一触即発の危機の場合、こんな情報で、相手国のミサイルが発射されたと判断したら、こちらもミサイル発射ボタンを押す事になるのだぞ。それがどんなに恐ろしい事か、レーダーの誤認識などと頭を下げればすむ問題ではないぞ。誤探知などと言う変な単語を使うな。事の本質を理解する事もできないのか。防衛大臣、航空幕僚長の引責辞任も考えられるぞ。
幕僚長と言えば、あのK党委員長顔似の全航空幕僚長は、思想教育や歴史観レポート提出などに熱心にならず、危機管理のチェック体制構築などの真摯なレポート提出でもさせるような、方向性をもっていれば、隊員達はもう少しましな対応が出来たのと違うか!。現幕僚長を指弾するのは、酷かも知れない?。
 
米国、韓国のイージス艦上では、おい、自衛隊は大丈夫かと困惑するし、日本のイージス艦、他のレーダー基地では、隊員達が頭を抱えている情景が目に浮かぶようだ。

 それ以上に、国民としては、なんとなく俊英たちのいそうな防衛省の技術研究本部(読売新聞報道)でさえこの有様では、他はおして知るべしとの感がある。」

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