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2009年1月27日 (火)

定額給付金は地上デジタル放送のチューナーとアンテナ代?

Second1_320  朝のTBSラジオの森本毅郎スタンバイで、毎週月曜日に、トークパレット「小松昌美のハワイにおいでよ」という番組があります。
ハワイ在住で、元TBSのレポーターをしていた小松昌美さんが、ハワイの様様な出来事を伝えてくれる人気のコーナーで、僕も聞いています。

昨日(26日)は、ハワイのテレビ放送が、地上デジタル放送に移行された話題でした。
ハワイ及びアメリカ本土の地デジ移行の状況がよくわかるので、コピーさせてもStb_dt1_320らいました。

(放送番組より)
さて、先日ハワイでは、テレビ放送がアナログ放送からデジタル放送に完全に移行されました。日本ではデジタル放送開始は2011年からですが、ハワイでは今年1月15日の正午でアナログ放送が廃止され、デジタル放送が開始となったんです。

Ant_320 アメリカ国内では、ハワイが一番早く移行されたんです。アメリカ本土でデジタル放送が始まるのは2月17日なんですが、ハワイのデジタル化がひと足早かったわけは、ハワイ島にあるアナログ・アンテナのそばでは毎年2月に野鳥の巣作りが始まるので、1月中にアナログ・アンテナを撤去するために工事を早めたからなんです。

ハワイの場合90%以上の家庭がケーブルテレビや衛星放送に加入しているのでデジタル放送用の変換器を買わなくてもほとんどの方が今まで通りに放送を見られます。でも説明があった当初は、デジタル放送対応のテレビでないと見られないと勘違いした人が結構いたようです。私もその一人で、うちはいまだに大きくて重~いブラウン管テレビなので、デジタル放送に変わったら見られなくなると思っていました。まだきれいに映るのにもったいない~って。

ハワイではアンテナを使ってテレビを見ている世帯は全体の7%、2万2千世帯と少ないんですよ。そういう家庭ではデジタル放送用のアンテナを取り付けるかチューナーが必要なんですが、政府から40ドル(約4千円)の援助金が出ました。アラモアナの大型店の家電コーナーでお話を聞きましたら、チューナーの値段は47ドルと57ドルの2種類で、援助金を使えば、ほんの700円から2千円弱でチューナーが買えるんですが、先週からチューナーが売り切れ、1月中には入荷する予定だそうです。今では42インチの大型プラズマテレビも安いもので8万円を切ったものまであるんですよ! 安いでしょ~? それでもこの不景気でテレビ売り場は人がまばらでした。

地上波からデジタル放送に切り替わった日から、一部の地域ですべてのチャンネルもしくは一部の放送が見られなくなるトラブルが発生しました。ホノルル市内の「視聴者相談センター」には「テレビが映らない」などの相談がすでに200件以上寄せられているそうです。政府は今後しばらくは視聴者のサポートを行っていく予定です。

私は年末年始を日本で過ごしたあとデジタル放送開始の翌日にハワイに戻ったんですが、テレビは無事見られました。ホッとしましたよ~。ただ、うちのテレビはアナログなので映像がどれくらいきれいになったのかはわからないんですけどね。日本で見たデジタル放送は人の毛穴が見えるくらい鮮明でした~!

全米では来月、2月17日にデジタル放送が開始される予定ですが、消費者がまだ十分準備できていないということで、オバマ大統領は延期の要請を議会に出しました。それで家電業界や議員たちは動揺していると報道されています。

http://www.tbsradio.jp/stand-by/talkmon/ 森本毅郎スタンバイ トークパレット「小松昌美のハワイにおいでよ」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/ ブログ小松昌美のハワイ生活
 
 さて、本題です。日本も2001年7月25日の放送法関連規則等改正により、地上波のデジタル移行が定められており、地上波各局は2011年7月24日までデジタル放送と並行してアナログ放送を継続しますが、7月25日以降はデジタル放送のみとなります。

1月28日追記
小松昌美さんのブログにもあるように、米国では2月17日から全米でデジタル放送が開始される予定ですが、消費者がまだ十分準備できていないということで、オバマ大統領は延期の要請を議会に出しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000000-vari-ent 米国のデジタルテレビ移行延期報道

さて、日本ではどうでしょうか。アナログ放送終了まであと2年半あまり。
急ぐ事もないと思うのですが、デジタルテレビ移行の官民挙げてのキャンペーンにもかかわらず、思ったほど消費者の反応は鈍いと報道されています。

現在所有のテレビで、放送を充分楽しめている国民が、すべてのテレビを買い替える事など出来るはずもありません。
大型などはいらないと思っても、中型でも10万円程度の出費は避けられず、購入が困難な家庭も多いと思います。
販売業界は、デジタルテレビへの買い替えばかりを奨励して、アナログテレビでデジタル放送を受信できる地上デジタルチューナー販売には、まだ積極的では無いようですが、デジタルへの移行日が近づけば需要は急増するでしょう。
 
 例えば居間の大型テレビは、デジタルハイビジョンテレビに買い替える事が出来たとしましょう。しかし、もしテレビがその1台だけでなく、他の部屋にも設置されていたとすると、そのテレビには、チューナーが必要になります。

おそらく全国で1千万台以上、いや、いやそれ以上のアナログテレビが、放送を受信できない日を迎える事になります。
そうなると、現在、多機能でなければ、チューナーは安いもので8000円程度で販売されていますが、おそらくその半額程度で販売されるのではないでしょうか。
政府が業界に5000円以下の価格設定を求めたとき、製品だけでなく梱包費なども加えると、その価格での商品販売は難しいと解答しました。
 でも、競争の激しい家電業界、売れるとなれば2000円程度での販売もあると思います。
しかし問題は、地上デジタルチューナーだけでは無いのです。
デジタル放送を受信するためには新に専用のUHFアンテナを設置しなければなりません。
 地上デジタルチューナーの必要性とも絡むのですが、このアンテナの必要の有無は、家庭のテレビの受信状況が問題になります。
このあたりの事は、書き始めると長くなりますし、「デジタル放送」「デジタル放送アンテナ」で検索すると官民とも、沢山の解説ホームページがあるので、ここでは触れずに、受信状況の分類だけ書いてみます。
1.個別受信
2.ケーブルテレビ
3.集合住宅共同受信
4.都市受信障害共同受信
5.難視聴解消のための共同受信


 この内、1.の個別受信(一般の戸建て住宅と思ってください)を除く4つの場合は、アンテナ新設なり、増設はそう問題無いと思います。勿論、それぞれ費用負担の問題は発生しますが。
1.の個別受信が厄介なのです。
現在屋根などの上に建てているVHFアンテナに変えて、デジタル放送受信用のUHFアンテナが必要になります。現在UHFアンテナを使っている場合でも、電波の来る方向によってはもう1台のデジタル放送受信用UHFアンテナが必要です。

 これの設置費用が、多分安価になるだろうチューナー購入金額より、かなり高額になると考えられます。
 アンテナ取替えだけでなく、良好な受信をするためには屋内配線も新設しなければなりません。もし幾つかの部屋に配線するとなると、分配器や増幅器も必要になります。工事店に依頼すると3万円程度の費用になると思います。

 何故、そんな出費をしなくてはならないの?と思う方も多いでしょう。それより、ひとり暮しのお年寄りなど、余計な出費に悩むと共に、なにをしなければならないか、地デジなど理解が出来ない方も多いのではないでしょうか。

 麻生総理は、2011年からの消費税値上げにいたくご執心でした。
勘ぐれば、2011年は地デジ移行年。消費税が上がる前に、テレビを買い替えてください。アンテナ工事も早めにやってください。出来たらテレビ買い替えと共にブルーディスクレコーダーや、他の家電製品も買ってください。そうすると、消費も上向き、景気向上につながるのです。そんなシナリオを考えた官僚もいるのかも知れません。

 定額給付金の一律12000円、65歳以上は20000円という金額は、なにやら、チューナーとアンテナ代に相当するような額ですね。
 麻生総理は給付金を盛大?に使って、景気をよくしましょうと言いますが、本来なら必要としない余計なテレビを買い替える金額には遠く及びません。
それよりも、生活に困る多くの家庭に、テレビ買い替え、またはチューナー購入、アンテナ新設の援助金を予算化しないと、再来年(2011年)は、困った事態になりますよ。
米国では、援助金があっても対応が遅れた家庭、また、援助金予算そのものが不足して交付できない事態も生じています。
小松昌美さんがブログに書いていますが、ハワイでは販売店でチューナーが品切れになったそうです。
 そうか、ことによると麻生政権なく、自民党政権でも無いのかもしれません。民主党さん、この問題対処のための、専門委員会設置が必要になりますよ。
米国と同じように、日本でもデジタル放送移行日の延長も視野に入れておかなければならないでしょう。
 
(写真上、有料CATV契約家庭には、デジタル対応コンバーターが設置される。これであれば、アナログテレビでも視聴が可能である。ハイビジョン、双方向通信などは、機能がついたデジタルテレビが必要である)
 
(写真中、
個別受信や、集合住宅共同受信、CATVでも基本チャンネルだけを見て、有料チャンネルの視聴契約をしていない場合などで、アナログテレビを使用するには、こういったデジタル放送受信用の地上デジタルチューナーの購入が必要になる。テレビ1台ごとに1台必要である。また、アンテナはUHFアンテナを新設し、配線も変更する。複数のテレビを使用する場合は分配器も必要。)
 
(写真下、現在使用しているVHFアンテナ(右)ではデジタル放送は見る事は出来ない。UHFアンテナ(左)の新設が必要。屋根に登らなければならないし、配線も変えるので面倒である)

 

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