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2009年1月 8日 (木)

ご来光ーー八ヶ岳を想う

0901yatugatake

Ja07002_320 写真上は、友人がメールで送ってくれた蓼科高原からのご来光です。
黒く連なる八ヶ岳から、今まさにまばゆく光る2009年の太陽が昇らんとしています。

この写真を見ながら、何度となく登った八ヶ岳のこと、その中でも約50年前、高校山岳部の仲間と登った1月の権現岳を懐かしく思い出します。
1昨年、一緒に登った友が亡くなりました。肺気腫でした。旧国鉄に勤務し、僅か3年ほど配属された車両検査関係の部署で、空気中の石綿を多量に吸いこJa07007_320んでいた事が、後年肺がんとなって発症したのです。残念でなりません。
この、山行の古い写真があります。パンをかじる亡き友の姿があります。
当時、冬用テントを持つことなど夢であった僕達は、雪の中でも米軍放出の夏用テントでした。ツェルトビバークより少しはましといったテントの中で、羽が飛び出して鳥小屋のようになる米軍放出シュラフで寝ました。この日は特に厳寒で、氷点下20度までの目盛しかない寒暖計は、それ以下の気温を示してくれませんでした。
今では、なにを話していたのかも思い出Ja07011_320しませんが、それでも僕達は山にいることが嬉しくて、次の山行きに思いをはせたり、ときには笑い声をあげて、寒さで眠れぬ夜を語り合って過ごしました。

この年は雪が多く、小海線の甲斐大泉から権現岳へのルートは、これが八ヶ岳かと思うほど深いラッセルに悩まされるなか、風雪も強くなり結局、三つ頭まで登るのがやっとで下山せざるを得ませんでした。
生活の全てを倹約して汽車賃をひねり出し、陽気に山へ通っていた10代の僕Ja07003_320達、貧弱な装備、寂しい食料、懐かしいというより、なにか胸が熱くなります。

Ja07012_320

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