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2008年11月 6日 (木)

ザ・レパルスベイ(映灣園)--風水で壁に穴

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 香港島を代表するリゾート地である、レパルスベイ(淺水灣)に、ビル壁面に大きな穴が空いた建物があります。高層マンションとショッピングモールからなるザ・レパルスベイ(映灣園)です。
 
香港の建築は、風水と深く関係しているものが多いのですが、具体的にはどこの部分が風水に影響されているか見た目には分かり難いのです。しかし、このザ・レパルスベイは違います。

この建物の立地条件が、香港島の中心から流れ出たエネルギーの流れ(龍脈)を妨害するといわれ、設計時に龍脈の通る穴をビルの中に開けてしまったというわけです
建築設計的に見ると、海からの風を考慮して、風抜き穴をあけたようにも見えますが、エネルギーの流れと風の流れは関係しているのかもしれません。

セントラル(中環)のバスターミナルから、スタンレー(赤柱)行きのバスに乗り約25分ほどで、市内の喧騒が嘘のように、白い砂浜がある海岸と高層マンションが点在する場所につきます。ここがレパルスベイ(淺水灣)です。
超高級マンションが多いせいか、欧米人の姿が多く見られます。近くの不動産屋さんに貼ってあった売りマンションの値段が、換算してみたら日本円で2億から7億などという値段で、換算を一桁間違えたのかと思ったほどでした。
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書きかけーー続く
11月6日21時追記

究極の風水建築がザ・レパルスベイだとしても、風水戦争とも呼ばれ、香港の風水を世界に知らしめる事になったのは、この写真の二つの銀行です。

1985年と先に竣工したのがイギリスの建築家、ノーマン・フォスターの代表作とも云われる香港上海銀行です。(写真上)
高さ178.8m、44階建てで、超高層ビルとしては世界初となる吊り構造を採用し、建築的に高い評価を得ると共に、斬新なデザインが人々を驚かせました。
この新社屋を設計する際に、ノーマン・フォスターは施主側の要望により風水師の指南を仰ぐこととなり、設計の各所に風水師の意向が反映していると言われています。

Bank_o2_320 これに対して中国銀行香港支店は、香港の金融界の覇権をかけて、中国系アメリカ人建築家I・M・ペイに設計を依頼し、当時香港で最も高い地上72階建て、高さが367.4mの超高層ビルを建設して対抗しました。竣工は1990年です。(写真中)
I・M・ペイの得意とする幾何学的な美しいデザインが、鋼製トラスと青いハーフミラーガラスの巨大な壁面により表現され、香港を代表する建築となりました。
この建物もまた、風水の思想を反映していると言われ、先に建設された香港上海銀行との間で、風水にまつわる相互のビルの影響関係が取り沙汰され、香港の風水戦争とも呼ばれました。
このへんの詳しい事は、インターネットで探すと沢山見つける事が出来ます。

かように香港、台湾、それにシンガポールでさえ建築設計の際に、風水の知識が必要とされ、
都市部の不動産物件では、風水の善し悪しによって、売買価格や賃貸価格に影響があると言われます。

CATHAY PACIFIC航空のパンフレットにも、こんな事が書いてあります。
 香港の主要部、九龍半島の名は、中国の古い伝説に由来する。言い伝えでは、この地を支配していた9頭の龍が毎朝、身を清め、水を飲むために山を下り、海へとやってくる。この地はちょうど、その通り道となるため、「九龍半島」と名付けられた。
香港きっての高級ホテル「インターコンチネンタル香港」は、この九龍半島の先端に位置する。風水では、先の伝説に登場する9頭の龍の通り道を遮るところに立地する。
そこで、このホテルは設計からいくつかの策を施した。
まず、正面入口の前には噴水を置いた。これは真珠を象徴するもので「富」を表すという。さらに、正面入口はガラス張りにし、吹き抜けのレセプションロビーからは、眼前のビクトリア湾と対岸の香港島をパノラマで望むことができる。
 これを風水で言うと、9頭の龍は真珠に魅せられて正面入口からホテルに入り、ロビーから窓を通ってそのまま海へと抜けることができる。さらに龍がレセプションロビーを通ることで富を落とす=ホテルが繁盛する、となるらしい。
 なんとも神秘めいた話だが、そう思ってこのパノラマを望むと、なんだか自分にも幸運が舞い込んできそうだから不思議だ。

この龍の通り道は、ノーマン・フォスターの香港上海銀行でも、地上階のピロティや、ここにあるゆるやかな段差は、建物を貫通する『龍の道』を遮らないようにする意味合いで設計に反映されたと言われています。
そう、最初に書いたザ・レパルスベイもそうでしたね。

Dscn3302_320最後に、一昨日、この外観はCAD(コンピューター製図)で設計したら、簡単だと書いた(冗談です)丸い窓のビルの事です。ジャーディンハウス(怡和大廈:Jardine House)(写真下)
1973年竣工で、172m、52階建てで、落成当時は香港を含む東南アジア地域で最も高い建物でした。
中高層が多かった当時の香港で、超高層へのさきがけとなった建物です。
特徴ある丸窓により、セントラルを歩いているとよく目立ちます。まず、日本では見られない外観です。
このビルも風水の影響があると言われていますが、真偽のほどはわかりません。

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