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2008年5月 6日 (火)

安全別荘住宅地ー志木

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 「関東大震災は1923年(大正12)に発生した、相模トラフ沿いの断層を震源とする関東地震(マグニチュード7.9)によって引き起こされました。
被害は、死者9万9千人、行方不明4万3千人、負傷者10万人をこえ、被害世帯も69万人に及び京浜地帯は壊滅的打撃をうけました。」

-広辞苑より
 ここに興味深いチラシのコピーがあります。年代はわからないのですが関東大震災以後に作成されたと思われる不動産広告チラシです(写真上)クリックすると拡大します。
「安全別荘住宅地ー志木」として、我が志木市を震災の無震害地である事を謳い、別荘地として売り出しています。
確かに志木市の一部はローム台地を形成し、関東大震災でも揺れが少なかったと言われています。

写真下
は最近志木市が作成したハザードマップです。(写真はクリックすると拡大します)
志木市に大きな影響を及ぼすと見られている立川断層帯を震源とするマグニチュード7.3の地震が起きたと仮定した場合の、志木市各地の震度を表したものです。
この色分けされた地図を見ると、黄色の部分、志木駅周辺から、朝霞市、新座市にかけて震度が他の地区に比べて弱くなっている事がわかります。
これは、詳細なボーリングデーターから推定されたもので、そんなデーターなど無かった大正時代の不動産広告チラシと合致するのは興味深い事です。
きっと家屋の倒壊などの被害状況や赤土地盤などから、この土地は地震にたいして、安全である事を感じたのでしょう。

コピーが不鮮明ですから、ちょっとチラシを読んでみましょう。
●地盤高台赤土にて東は全部岳崖にして、荒川の清流を望み西は遠く秩父山及富士山を一目に風景好良樹木沢山有り。
●東京より最近の地にて殆んど無震害地は當区域より外には有りません。
●府下池袋より
  陸 路 川越東京道、幅四間 三里
  自転車 四十分
  汽車  成増駅 二十分 膝折駅 三十分
  自動車 十五分
● 地 価 坪参円より九円 貸地 坪金一銭より金ニ銭

地価の坪単価参円や、東武東上線の駅の少なさにも驚かされます。ちなみに膝折駅は現在の朝霞駅です。
しかし池袋より自転車40分、自動車15分は、いつの世も変わらぬ不動産販売の誇大宣伝と思えます。それとも道路が空いていて、古い自動車や自転車でも凄く飛ばせたのかな。

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