« 中華航空機炎上ーワッシャーではなかった | トップページ | 僕の失敗ー高倍率単眼鏡 »

2007年9月10日 (月)

中華航空機炎上事故について

 昨日のブログに書いたように、何故、中華航空機炎上事故について、気になるのか。
それはパイロットが着陸に失敗して事故を起したような場合と異なり、ワッシャー1個の取付けミスから引き起こされた重大事故に対する報道サイトの、技術面の弱さが露呈されているからです。
 推測で記事を書くことは出来ないにしても、公表されたことを解説するからには、もう少し勉強して欲しいと思うのです。
直近記事の一例ですが、昨日(9日)の毎日新聞(朝刊)掲載のニュースです。同じ記事が朝日、読売、共同通信からも流れましたが、ほとんど変わりません。

【台北・庄司哲也】台湾の中華航空は8日、那覇空港で炎上した同社のボーイング737―800型と同型機13機を緊急点検した結果、「主翼のスラット(高揚力装置)の全ナット208個のうち、100カ所に緩みがあった」と公表した。台湾のテレビ「TVBS」などが報じた。中華航空は事故との関係について「まだ分からないが、一般的に言えば関係はない」との見方を示した。
 
ナットが緩むのを防ぐ留め具が反対に取り付けられているケースも見つかった。中華航空はこれら部品が、ボーイング社が05年12月に航空会社に注意喚起した対象外となっていたことから「ボ社の製造ミスの疑いがある」と強調した。
 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査で、事故機のスラットに付いているボルトが脱落して燃料タンクを突き破り、漏れた燃料に引火したことが分かっている。米連邦航空局(FAA)は、同型機を所有する世界の航空会社にボルトなどの緊急点検を指示し、中華航空も点検を実施した。 

ナットの緩みがあった事はわかります。
しかし、「ナットが緩むのを防ぐ留め具が反対に取り付けられているケースーーー」
 ナットが緩むのを防ぐ留め具とはなんでしょうか。普通であればワッシャーです。
これだけワッシャーの未設置が騒がれているのに、この文章はお粗末です。
それが反対に付いていたとは、裏表が逆だったのか、追求すべきでしょう。

 次ぎに、「中華航空はこれら部品が、ボーイング社が05年12月に航空会社に注意喚起した対象外となっていたことから「ボ社の製造ミスの疑いがあると強調した。」
これら部品とはなんでしょうか?、ナットと、留め具でしょうか?
半数が緩んでいたナットと、理解に苦しむ留め具の反対取りつけ?を製造ミスと強調するにはちょっと疑問符がつきます。

 また、「ボーイング社が05年12月に航空会社に注意喚起した対象外となっていたーー」この注意喚起項目が、多岐にわたるとは思えませんので、この注意喚起項目の若干の解説を入れてくれれば、よりわかり易く読める記事になると思うのです。

 報道に「何時、誰が、何を、何処で、どうした」の基本が守られていない記事も目に付くこの頃です。
 技術記事であれば、これに適切な解説が必要です。技術記者さん、僕のような推測はいけませんが、記者として知りえた情報を加味した適切な解説は必要です。励んでください。
 曖昧な記事のあとで、その問題に対する立派な社説が掲載されたりすると、僕は途惑うのです。

|

« 中華航空機炎上ーワッシャーではなかった | トップページ | 僕の失敗ー高倍率単眼鏡 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170544/16403826

この記事へのトラックバック一覧です: 中華航空機炎上事故について:

« 中華航空機炎上ーワッシャーではなかった | トップページ | 僕の失敗ー高倍率単眼鏡 »