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2007年6月24日 (日)

胡桃の木は何処に?-一匡邑

Dscn1541_320  休暇村鹿沢高原の朝は、隣接する鹿沢インフォメーションセンターのスタッフによる自然観察散歩で始まりました。朝食前の7時から休暇村周辺の自然や植物を、丁寧に説明しながら、一緒に歩いてくれます。参加者は4名でしたが、いろいろ質問するものですから、30分の予定を大分オーバーしてしまいましたが、とても有意義な時間でした。休暇村では、この他ににも湯の丸山や、池の平ツアーなどの催しを開催して、宿泊者に喜ばれているようです。
朝食後、近くの村上山に登る計画でしたが、雨が降り始めたので中止し、北軽井沢に行くことにしました。
 実は2007年3月12日に一匡邑の胡桃の木について次ぎのように書いた事があります。

前に、一匡邑の思い出を時々書いてみますと言いましたので、今日は、岩波書店の会長だった小林勇氏の著書、「山中独善」に書かれている、一匡邑の胡桃の木のことです。「山中独膳」は氏が1970年の夏に、独りで過ごした大学村の別荘での生活を、食物を主題として書かれたもので、僕の好きな随筆です。
 7月29日の一部を抜粋させていただきます。
 「ところで、北軽では胡桃は入手できない。そこでぼくは代わりに牛乳を使った。もっとも牛乳はでき上がったのにかけただけではまずかろうと考えて、茄子がよく煮えたときに鍋へ入れてみた。胡桃とはちがうが、よい味になった。牛乳をつかってしまったから、精進料理とはいえないだろう。
 去年の夏の終わりごろ、一匡邑に黒須老博士を訪ねたことがある。あそこには胡桃の木がたくさんあるから、多分実もあるだろうと思って、管理所の小母さんに聞いてみた。果してあるという、ぼくはしめたとばかり少しわけてくれとたのんだ。小母さんは困惑の色をうかべて、冬のリスのたべ料にとっておくのですからといった。ぼくはすぐ申し出を撤回した。優しい小母さんよ。幸福なリスたちよ。」

この胡桃の木について、僕は一匡邑のどこにあるのかを知らなかったので、いちど管理人のMさんに前からお聞きしたいと思っていたのです。休暇村から北軽井沢までは車で40分ほどの距離です。途中で一匡邑に少し立ち寄り、その後Mさん宅に向いました。突然の訪問にもかかわらず、Mさんは優しく迎えてくれました。そして、「山中独膳」に書かれている胡桃の木の所在をお尋ねすると、以前Mさん宅の有った場所の横にかなり大きな胡桃の木があり、その木がそうですよと教えてくれました。そうだったのか、これで、今まで気になっていたことが解決して、なんだかとても嬉しい日になりました。
Dscn1544_512 Dscn1545_512 (写真上、雨にけむる新緑の一匡村)
(写真左、Mさん宅に咲いていた「ひなげしの花」と「てっせんの花」、見事なのでパチリと写しました。)   クリックすると拡大します。

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コメント

一匡邑に居がある者です。一匡邑で検索したところこのサイトを発見いたしました。2006年12月21日のブログにあります古い別荘が建替えられてしまったと写真がありますが、その家の持ち主です。
大変興味をもって拝読させていただきました。
一匡邑にお友達がいらっしゃるので度々訪れていただいておられるようですが、黒須さんでしょうか、或いは大村さん(歯科医)でしょうか。設立当時から一匡邑をよく利用されていた方達ですから。小生の息子が大村さんの娘さんと結婚した因縁で一匡邑に縁ができました。
大村さんは北軽井沢駅の改装がなった折に昔の風景を描かれた絵画を展示した画家でもありますね。これからも素敵な紹介ブログをお願いいたします。

投稿: 小林平吉 | 2007年10月 5日 (金) 11時01分

>小林様
拙いブログにお訪ねいただきありがとうございます。
2006年12月21日の古い小屋の写真は、友人であったY様の山荘でした。昭和30年代からですが、ここを拠点として遊んでいたのです。
この山荘が取り壊されて、大村様のご親族の新しい山荘が建つ事になった経過は、Y様からお聞きしておりました。
拝見した新しい山荘が、創立当初の建物の面影を残して頂いていた事が、とても嬉しかったです。
古い友人であったY様も亡くなられたことにより、一匡邑との縁もなくなり、古い懐かしい思い出だけが残っています。

投稿: Souroku | 2007年10月 7日 (日) 23時45分

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