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2007年4月 4日 (水)

教科書検定ー集団自決強要に思う

Dscn1166_320  沖縄の慶良間諸島・渡嘉敷島での住民の集団自決。これが教科書検定修正に引用された判決のように、旧日本軍の自決命令によったものでなかったとしても、摩文仁(まぶに)の平和祈念公園内に建てられている慰霊碑に、その名を刻まれた多数の沖縄住民のことは、僕は忘れません。
沖縄戦の住民の戦死者は、軍人より住民のほうがはるかに多く、その数、十数万人、住民の4人に1人(3人に1人という説もある)が亡くなりました。十数万人というのは、今もって住民戦死者の正確な人数は不明とされているからです。
戦死者数とは関連しませんが、この摩文仁(まぶに)の平和祈念公園付近でも、今もって民間団体の手により、遺骨収集作業が行なわれています。
 旧日本軍により、保護されるどころか、戦闘協力を強制され、あまつさえ、壕や食料さえも強奪された挙句、最後には邪魔者として、集団自決のやむなきに至った経過は、軍の犯罪行為にほかなりません。
渡嘉敷島での住民の集団自決が、軍の命令では無かったことが立証されたからといって、住民に途端の苦しみを与えた、軍の責任は消えるものではありません。教科書検定による記述修正は、住民が自決にと追いこまれていかざるをえなかった実態をうやむやしたいという、特定の政治的意図が見えます。
 最近、雑誌や、インターネットなどでも、過去の戦争責任を曖昧にし、事実をなるべく隠蔽したいと考える人達の、発言力がとみに増していることを強く感じます。
僕はここ、摩文仁(まぶに)の丘に建つ平和祈念資料館設立の趣旨、「沖縄のこころ」を重く受け止め、日本国が再び同じ道を歩む事のないよう努力したいと思います。
 「沖縄のこころ」は、人間の尊厳を何よりも重く見て、戦争に繋がる一切の行為を否定し、平和を求め、人間の発露である文化をこよなく愛する心であります。
 私たちは、戦争の犠牲になった多くの霊を弔い、沖縄戦の歴史的教訓を正しく次代に伝え、全世界の人々に私たちのこころを訴え、もって恒久平和の樹立に寄与するため、ここに県民ここの戦争体験を結集して、沖縄県平和祈念資料館を設立いたします。

Dscn1171_320

(写真上、摩文仁(まぶに)の平和祈念公園内に建てられている、沖縄の戦場で死んだ人達の名前が刻まれた多数の慰霊碑、日本人だけでなく、米,英他各国の兵士の名前もある。20万人以上の名簿なので、碑は驚くほどの数である。現在も判明した人達が追加されている。)

(写真左、その中のひとつの碑、沖縄住民は、沖縄だけでなく、第2次世界大戦中の死者の名前も含まれていて、出身地別に分けられている。)

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