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2007年4月19日 (木)

あかね空ー映画

Akaane1_320 映画「あかね空」を見ました。平日でもあったので、観客は高齢者ばかりでしたが、確かにこの映画は高齢者御用達かもしれません。
原作は山本一力の直木賞受賞作です。脚本は、監督の浜本正機と共に、監督業を引退した篠田正浩が共同執筆しています。僕は原作を読んでいないのですが、本の厚みからして、2時間の映画にまとめるには、かなりの難しさがあったと思います。この映画を見た後で、原作を読みたくなり、図書館にリクエストしましたが、残念、順番待ちの、貸出し中でした。
ストーリー
京の豆腐職人・永吉は江戸・深川の長屋で商売を始めるが、京風はさっぱり売れない。だが、桶屋の娘・おふみのアドバイスで徐々に売れ始め、やがて二人は祝言を挙げる。18年後、永吉は大通りに店を構え3人の子にも恵まれるが、長男の栄太郎が道を踏み外していく。
詳しいストーリーは、この映画の公式H.P.に書かれていますが、最後の山場を除き、ストーリーのほとんどがわかるので、原作を読んでいない人は、見ないほうが良いかもしれません。出だしはこんな感じですーーー。
  http://akanezora.cocolog-nifty.com/blog/story.html あかね空H.P.
「深川蛤町、夏。さまざまな店が軒を連ねる大通りを少し入ると、三軒長屋が四棟、井戸の周りを取り囲むようにして建っている。子沢山の職人が多く暮らすどこにでもある裏店だった。その井戸端で汲み上げたばかりの釣瓶の中の水をじっと見つめている旅姿の男がいた。京の南禅寺そばの由緒ある豆腐屋で修行し、江戸で店を持つためにやってきた永吉だった。その水を美味しそうに飲み干し、目を閉じて吟味する永吉。「この辺りの井戸はみんな塩辛くって飲めたもんじゃないけど、この水はおいしいって評判なんだから」。近くに住む桶屋の娘おふみが微笑みながら立っていた。慌てて自己紹介する永吉とおふみ。なぜかお互い心ひかれるものを感じていた。」ーーー。
映画冒頭に驚かされる、巨大な永代橋のシーンを始め、富士山まで見渡せる江戸の景色、そして人々の生活する街並み、最後におふみが見るあかね色の空など、CGによって細密に再現されています。S.F.、ファンタジー、アクション映画などと違い、「ALWAYS 三丁目の夕日」もそうでしたが、普通の生活場面の中に、ここまでCG画像を取りこめるようになると、俳優は後からCG画像を嵌め込む為の、無地の布幕の前で演技する事が多くなり、役作りにも影響が出るような気がします。
ただ、このCG画像、どんなに良く出来ていても、いかにも人工的画像と感じられてしまいます。背景の絵のように思え、映画に引きこまれる現実感が無いのは、惜しまれます。
でも、これからは、いつの時代のどんな場面でも、再現できるという無限の可能性があるのも事実で、より自然光に近い色合いなどが出せるようになると、驚くような画像を見る事が出来るだろうと、楽しみにしています。
 感想、配役、俳優などについては、後で書き足します。
派手な活劇場面などの無い、江戸の町のひとつの家族を、情緒たっぷりに描く人情劇なので、後でDVDでも良いかも知れませんが、僕は映画館での鑑賞をお薦めする作品です。    ★★★★星四つとします。

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