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2007年3月12日 (月)

一匡邑と「山中独善」

Dscn1152_320  北軽井沢の「一匡邑」の検索から、このブログを訪ねてくれる方も多いのです。
 前に、一匡邑の思い出を時々書いてみますと言いましたので、今日は、岩波書店の会長だった小林勇氏の著書、「山中独善」に書かれている、一匡邑の胡桃の木のことです。 
 「山中独膳」は氏が1970年の夏に、独りで過ごした大学村の別荘での生活を、食物を主題として書かれたもので、僕の好きな随筆です。最初に発刊された、「山中独善」は、書かれた文章が嬉しくて、管理所の小母さんとして登場したMさんに差し上げたので、上の写真の本は、その後に書かれて出版された「厨に近く」を合わせて、2冊の単行本を1冊にしたものです。
 (7月29日の一部を抜粋させていただきます。)
 ところで、北軽では胡桃は入手できない。そこでぼくは代わりに牛乳を使った。もっとも牛乳はでき上がったのにかけただけではまずかろうと考えて、茄子がよく煮えたときに鍋へ入れてみた。胡桃とはちがうが、よい味になった。牛乳をつかってしまったから、精進料理とはいえないだろう。
 去年の夏の終わりごろ、一匡邑に黒須老博士を訪ねたことがある。あそこには胡桃の木がたくさんあるから、多分実もあるだろうと思って、管理所の小母さんに聞いてみた。果してあるという、ぼくはしめたとばかり少しわけてくれとたのんだ。小母さんは困惑の色をうかべて、冬のリスのたべ料にとっておくのですからといった。ぼくはすぐ申し出を撤回した。優しい小母さんよ。幸福なリスたちよ。

「明日から所用で、3日程出かけますので、ブログは休みます。帰りましたら、沖縄のことなどを書きます。」

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