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2007年3月 6日 (火)

せんだいメディアテーク

Dscn1033_320  先日の仙台行きで、開館してから6年、公共建築物として幾つもの賞を受賞した、伊東豊雄氏設計の、仙台市のせんだいメディアテークを見学してきました。
仙台駅から地下鉄で勾当台駅まで行き、「公園2」出口から、定禅寺通を徒歩5分の距離です。なんだ、ここは昨年の七夕祭りの際、パレードを見た通りだとすぐ気付きましたが、葉の落ちた並木が立ち並ぶ広い道は、夏とは大分印象が違いました。メディアテークの、建物は、写真で何度も見ていたのですぐわかりましたが、前に立ってみると、実物は想像したよりも、インパクトは無く、透明感のあるガラス張りの明るい感じで、街並に違和感無く存在していました。
短時間の見学では、複合施設である、この建物の使われ方の理念や、設計コンセプトまで理解できませんでしたが、チューブ構造による柱、梁の無い内部空間は開放的で、知的でもあり、好印象が持てました。特に3、4階の仙台市民図書館は、良かった。使用者の立場に立って見ても、こんな図書館が身近にあれば良いなと思えるほど、家具類なども含めて、羨ましくなる読書空間が提供されていました。利用者が、平日なのに非常に多く、それも若い人が多いのが目に付きました。6階にある高い天井を持つギャラリーでは、その一部で専門学校の卒業、進級制作展が行なわれていましたが、残念ながらパネルで仕切られた会場作りは、どこでも見られるもので、このギャラリー空間の理想と現実のギャップが感じられました。チューブ内に格納されたエレベーターは、その位置が認識しやすいのですが、分散されて、始めて訪れた者には、使い勝手の悪い印象です。良かったのは各階のトイレです。コアになるのは、階段とエレベーターとトイレだけという、開放的な空間に作られているので、当たり前といえば、そのとおりですが、場所がわかり易いうえ、入口の大きな引き扉や、内部の使い勝手も良く、大きなサインは、評価できます。
帰りに見ると、1階のホールで、資材が運び込まれて、何かのイベントの舞台造りが、元気な若者達によって行なわれていました。使用状況は、建物の設計理念とは、必ずしも一致しないところも多く、賛否の評価も分かれるようですが、せんだいメディアテークは単なる複合施設を超えた、様様な新しい情報環境が与えられる文化施設としての役割を果たしつつあるように思えました。
Dscn1032_320

(写真上、メディアテーク全景、道路を隔てて見ると、チューブ構造が良くわかる。乱雑に見えるチューブに構造的美しさは感じられない。)
(写真下、1階ホール)

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