« 柳瀬川の桜情報 | トップページ | あっという間に七分咲きー柳瀬川の桜 »

2007年3月29日 (木)

能登半島地震と予知研究

 能登半島沖を震源とする能登半島地震は、まだ、余震活動が活発で、気象庁は警戒を呼びかけています。今回の地震は未知の断層で発生したとされていますが、未知の断層など、日本中に沢山あるわけで北陸電力志賀原子力発電所を建設する際は、近くに大きな断層は無いと結論付けて建設に踏み切ったわけで、いまさら海中にある断層はわかり難いなどと言われると、全て海岸近くにある他の原発の信頼性が大きく揺らぎます。
 未知の断層で発生と発表されると、断層のずれにより今回の地震が発生したかにとられますが、もっと大きく捉えると、プレートの沈み込み帯で起こる地震と同じく、プレートの移動による応力が、断層などの傷部分に働き箍(たが)が外れたわけで、東海、東南海、南海の地震3兄弟との関連は、否定できないように思います。こういった箍の外れは、各所で起きはじめていて、前に心配だと書いた木曾御嶽山の火山活動の活発化なども要注意だと思います。
国は、ここ40年ほどの間に、主として東海地震を想定した地震予知研究に3000億円を超える金を、使っています。年間75億円にもなるわけです。しかし、地震はあくまで、地殻の破壊で起きる力学現象であるから、予知も力学的解析によるべきであるとして、高額な地中観測設備とその観測網の充実と、基礎研究に使われ、数多くの学術論文は、蓄積されましたが、本来の目的である地震予知、それも直前予知に結びつく成果は全くあげられませんでした。
しかも、地殻変動の察知、地震観測による活動の活発化の把握、ひずみ計のデーター以外は、地震予知に役立たないとの前提にたって、総合的な前兆現象の把握には否定的でした。確かに、大学、研究機関での研究は、基礎資料の積み重ねや、十分な科学的検証、学問的裏付けのもとに、論文を公開しなければ、研究成果として見とめられません。地震予知の、他の現象を新たに研究しても、学問的成果として見とめられる可能性は低く、したがって研究課題にもなり難く、興味や、関心も持たれなかった現実があります。
それでは、今回の能登地震を、地震学者以外の、地震予知の研究者達がどう捉えていたかについては、明日書きます。

|

« 柳瀬川の桜情報 | トップページ | あっという間に七分咲きー柳瀬川の桜 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170544/14443534

この記事へのトラックバック一覧です: 能登半島地震と予知研究:

« 柳瀬川の桜情報 | トップページ | あっという間に七分咲きー柳瀬川の桜 »