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2007年1月 8日 (月)

ギャガ・コミュニケーションズ

 (株)ギャガ・コミュニケーションズの名前は、映画通なら知らない方はいないと思います。日本の映画配給会社で、海外映画の買い付けや版権の管理を行ったり、テレビ向け版権販売・DVD販売を手がけていて、ヘラクレスにも上場し、一時は前途有望と思われた時もあった会社でした。でしたというのは、この会社、もう市場に存在しないからです。経営不振で、一昨年USENの子会社となり、遂には昨年の秋にUSENに吸収されて、ヘラクレス上場も廃止になりました。
その、最後の株主総会で、昨日書いた映画「パフューム」の試写会が行なわれたというわけです。かっては以下のようなヒット作も配給していました。
マスク
セブン
グリーンマイル
ハンニバル
シカゴ
華氏911
オペラ座の怪人
サハラ 死の砂漠を脱出せよ
皇帝ペンギン
私の頭の中の消しゴム
 しかし、最近は選択眼が無いのか、情熱が失われたのか、責任体制の曖昧さゆえか、ほとんど収益の上がる配給作品は有りませんでした。それでも、個人株主に人気が有ったのは、株主優待の良さが有ったのです。200株以上の株主に、DVDもしくは株主劇場鑑賞券の贈呈があり、ちなみに1000株持っていると次のような組み合わせの贈呈がありました。
 1.DVD3枚
 2.DVD2枚および株主劇場鑑賞券2枚
 3.DVD1枚および株主劇場鑑賞券4枚
 4.株主劇場鑑賞券6枚

株価は200円~250円くらいでしたので、比較的購入しやすかったことも有り、映画ファンにとってはなんともおいしい優待でした。
株価下落も厳しいものでしたが、この優待も、短期間に経営失敗しUSENの一部門となった今は、ほとんど継続は不可能であり、株主優待の魅力は完全に失われたといえるでしょう
何故、こんな事を書くかというと、ヘラクレス、ジャスダックなどに上場する新興株の会社に、この会社やライブドアーにみられる様に、企業戦略、経営の甘さ、脆弱さ、経営者不信、株主無視等が見られるところが、いくつも有るからです。若い経営者達は、会社経営が上昇時には良いのですが、ひとたび経営が不振になると、途端に怪しげな決算、インサイダーまがいの株操作などを行い、経営再建などを謳いながら、たいした策も打てず凋落して行きます。僕も株主であり、昨年の4月28日に「IT企業の株主総会へ」と題して応援するよと書いた、フォーサイド・ドットコム、この会社も無能とも思える経営で、事業を次々と売却、いつのまにか消費者金融が主体となってしまい、株価も1年半で15分の1になりました。企業説明も今もって曖昧で、株価はまだ下がり続けています。
社長が、麻薬容疑で逮捕されるという上場企業としてあるまじき失態を見せたダイナシティもライブドアーとの関連もあり、1年半で株価は3分の1にまで下落し、企業経営も前途多難です。新興会社にたいする株式上場時の審査は厳しくなっていますが、個人株主保護の為にも、その後の監査体制の強化が求められます。

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