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2007年1月 7日 (日)

映画「パフューム」試写会より

Pahyume_320  昨年の11月30日に、(株)ギャガ・コミュニケーションズの最後の定時株主総会が開催され、総会後に映画「パフューム」の試写会が行なわれました。
「映画化への経過とあらすじ」 共に映画公式パンフレットよりコピー 。 
「1985年、ドイツで一冊の小説が出版された。パトリック・ジュースキント作「香水ー有る人殺しの物語」。そのあまりに衝撃的かつ独創的な内容は、哲学、犯罪学などにも大きな影響を与え、世界45カ国、累計1500万部にも及ぶ最大級のヒットを記録した。スピルバーグ、スコセッシ・・・後を絶たない巨匠達のオファー。最も映像化の待たれる作品として長くその座に君臨してきたこの幻のベストセラーが、遂に映画化を許された。監督は、ドイツが世界に誇る鬼才、トム・ティクヴァ。主演に、名優ダスティ・ホフマンをして「十万人に一人の才能」とまで言わせしめた新鋭イギリス人俳優ベン・ウィショー。さらに特筆すべきは音楽だ。「音で香を奏でる」という斬新な試みに取り組んだのは、クラシック界最高峰といわれるサイモン・ラルト&ベルリン・フィル。その芳しい旋律と共に、歴史に名を刻むことを運命づけられた傑作が、今そのベールを脱ぐ。」
「あらすじ」
 「舞台は18世紀パリ。悪臭立ち込める魚市場で一人の子供が生み捨てられる。名をジャン=バティスト・ グルヌイユ。親の愛すら知らぬ彼に神が彼に唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。一切の体臭を持たない特異な体質と、その嗅覚による奇行から周囲に疎まれ続けるグルヌイユ。ある時、街で偶然出会った女の芳しい体臭に取り憑かれてしまった彼は、その香りを手に入れるために調匂師となり、日々香水造りに没頭してゆく。非凡な才能から生み出される数々の香水は、瞬く間に人々を魅了するが、それは彼の求める香りではなかった。やがて、パリを震撼させる連続殺人が発生する。被害者はすべて若く美しい娘で、髪を刈り落とされた全裸死体で発見される・・・。犯罪史上最も純粋な動機が彼を狂気へと駆り立て、そして物語は、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末へと向かってゆく---。」

 この映画の原作を読んでいたわけでも無く、映画の知識も無いままに、株主総会後の試写会上映作品という事で見る機会に恵まれました。今年の3月3日(土)より全国ロードショーの予定だそうです。
映画の最初、18世紀のパリの場面から、かなり衝撃的な映像です。当事のパリはこんな街であったかと、その喧騒と悪臭に満ちた描写に驚かされるなかで、魚市場の中で、処理されていく魚と、その中で産み落とされる映画の主人公である赤ん坊の凄まじいまでのシーンは、気が弱い人は目をつむってしまいそうです。
ともかく、ストーリーも、リアルな映像もかって見た事の無いほどの内容で、正直驚くべき映画といわざるを得ません。主人公の孤児グルネイユ役のベン・ウィショーはハンサムではないが、個性的で魅力有る俳優です。感情を見せない表情で終始押えた演技と見えましたが、不思議に彼の思いの全てが伝わってきてしまいます。この俳優あっての映画だと思いました。グルネイユが弟子入りする、落ち目の香水調合師バルディーニに名優ダスティン・ホフマン。富豪の商人役のアラン・リックマンなどが見事な演技を見せてくれました。全編をとうして描かれる主題の「香」を、映像から体感する事が出来たのは、難しい原作を完璧に映画化出来たからでしょう。
ただ、究極の香を保存するべく、猟犬のように追い求めた結果、主人公が得た禁断の香水がもたらす結末が、それまでストーリー展開とは、異次元の世界に感じられ、戸惑いも無いわけではありません。
それと、音楽が特筆されていますが、ストーリーと映像に追われて、僕はベルリン・フィルの音楽が耳に残りませんでした。
アカデミー賞候補と言われていますが、僕の評価も星★★★★4つ。
 ところで、この映画を見る事になった、(株)ギャガ・コミュニケーションズの最後の株主総会にいたる顛末は、明日書きます。

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