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2006年11月29日 (水)

ハワイ海洋深層水

 TBSラジオの月曜日の朝の番組に、「小松昌美のハワイにおいでよ」という番組があります。ハワイの楽しい話題や、珍しい情報が聞けるので、毎週楽しみに聞いています。今週の月曜日のリポートは、今、ハワイからの輸出品は何が多いかと言う事でした。そう、輸出金額です。僕はパイナップルや、マカデミア・ナッツなどのフルーツとか、チョコレートだろうと考えました。それが違うのです。なんと「水」だというのです。ただの水ではなく、海洋深層水です。チョコレートとか、フルーツを押えて、それも2桁違いで、年間300億近い輸出高だそうです。それもほとんど日本への輸出です。日本にだって、室戸岬沖の海洋深層水などがあるのに、何故わざわざハワイからと思ったのですが、取水する海の深さと、生成された年月の違いがあるようです。「室戸岬は約220メートル沖で一気に水深1,000メートルまで海底が落ち込んでおり、その壁にぶつかった深層水が湧昇流(湧き上がり)となっています。そのため水深約320メートルのところで取水できる世界でも有数の深層水取水スポットといわれています。」(アクアマートのHPから引用)
日本の海洋深層水も凄いのです。しかしハワイのほうは、ハワイ島カイルア・コナの沖、600~1000mという深さから汲みあげた水だそうです。「 旅の始まりは、グリーンランド沖とウェッデル海。グリーンランド沖で冷やされた表層水が凍り始めた。しかし、氷点の違いから凍ったのは純水のみだった。取り残されたミネラルによって、比重が大きくなった海水は「プルーム」と呼ばれる直径数百メートルの柱のような流れ(下降流)となって海底に向け一気に沈み込み深層水となる。(深さ4000m)この深層水は北米大陸の大陸棚に沿って大西洋を南下し、同様にウェッデル海で沈み込んだ深層水と合流する。そして多くはオーストラリアやニュージーランド沖を経て、一気に北部太平洋で浮上し、表層水へと変わる。はるかグリーンランドを出発してから2000年もの旅を続けてきた深層水は、再び長い年月をかけグリーンランドへと帰っていく。 日本で取れる海洋深層水は、10~50年の周期で循環。短い周期のために大気や細菌に汚染される可能性が高い。ハワイ海洋深層水は、4000年もの周期で循環。重く、深く、ゆっくりと地球を這ってきたため、汚染されておらず、ミネラルも多く、冷たい水である。」(ハワイMANAのHPから引用)
どうも、日本人はこういう宣伝に弱いところがあり、ありがたい2000年前の水を求めて、遥かハワイから高い値段で購入しているようです。海洋深層水以外にも、地下水の輸出も加わって、それらが、ここ数年で、をハワイ輸出商品の売上トップの座に座らせました。
かくいう、僕も毎日5kmの速歩ウォーキングの中間地点にある、アクアマートという会社の水を、トレーニングのひとつとして背中のザックに入れた5リットルのボトルに入れ、帰路の2.5kmを担いで帰っています。5リットルで100円ですが、海洋深層ミネラルを加えた水が200円、ミネラルを3倍に増量した水が300円です。いつもは100円のものですが、時々200円のを買ったりします。お茶やコーヒーに沸かしても、格別味が良くなる実感はありませんが、なんとなく海洋深層ミネラルに引かれるからでしょうか。ちなみに、このアクアマートー社の海洋深層水ミネラルは、室戸岬産です。
僕は、近い将来、中国が砂漠化の拡大と、公害による川の水の汚染被害が広がり、飲料水が大幅に不足するのではと考えています。ミネラルたっぷりのペットボトルウォーターの輸入などとは、全く次元の異なる深刻な水不足です。日本海の港付近に立ち並んだ大型水タンクから、タンカーならぬ水輸送船が中国の沿岸に向けて、ピストン航海する光景が見られるかもしれません。水が貴重な輸出品となります。この場合、両国の距離が近いことが幸いします。水資源には恵まれている北朝鮮もありますが、彼の国は水を輸出できるほどの、施設や社会基盤が出来るには時間がかかるでしょう。その為にも、日本は河川流域の森林をさらに保護育成し、水輸出国としての基盤作りをしっかりと造りましょう。資源無き国に、水資源有りと誇れる緑多き美しい国にしたいものです。

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