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2006年9月15日 (金)

鋸岳ー日帰りか、幕営か

  6月11日に南アルプスの鋸岳の横岳峠までの登山路について書いたところ、鋸岳、横岳峠を検索して、このブログを見てくれる人が多いようです。
鋸岳は、200名山の中でも難しいとされている事から、登山コースを検討する際にインターネット検索の利用が多い為かと思います。
従来の戸台から角兵衛沢経由のコースでなく、中央本線の富士見駅より釜無川林道を歩いてから、横岳峠を経て登るコースを利用する登山者が増えているようです。6月11日のブログで、一般登山道と呼んでよいと思うこのコースの、横岳峠へのルートが迷い易い事から、昨年の秋に登った経験を書きました。
 今日は、日帰りか幕営かについて書いてみます。釜無川林道の入口ゲートから、長い林道を歩いた後、横岳峠を経て、鋸岳を往復すると歩行時間だけで12時間程度かかるとみて良いでしょう。休憩時間をいかに短縮するかにもよりますが、これからの日の短さを考えると、日帰りはかなり厳しい選択です。
どこかで、幕営してと考えると、第1案として林道を約2時間半歩いた最終堰堤(第六か第七か?)の近くに有る個人所有と思われる立派な小屋付近に張る。(小屋の軒下のテラス部分を避難用に使用しても良いと書いて有りますので、屋根の有るこの場所に天幕を張ることが可能です。ただし3張り程度でいっぱいです。)この地点の標高は1550mくらいです。
第2案は、この小屋から急登約2時間の横岳峠まで担ぎ上げる。天幕は5、6張りは張れます。標高は2100mです。水場は無いです。この標高差500mを稼いでおくと、翌日の鋸岳までが楽になります。僕は昨年秋にはここで天幕を張りました。月明かりの中で、対面の山が白く光り幻想的な景色でした。獣の気配も感じられました。
 選択はどちらでも取れるのですが、僕のお薦めは1550m地点の小屋のテラス又は付近です。横岳峠までの急登を重い荷を担ぎ上げるより、早朝に軽いザックで一気に登ったほうが楽です。下りもしかりです。それと翌日が悪天候の場合、撤退も楽です。もし横岳峠で、夜間に豪雨に遇ったりすると、撤退の際、富士川水源下の沢が増水して、退路に難渋する事も考えられます。
鋸岳は、ガイドブックなどに書いてあるよりは、難しい山では有りません。ただルート選びと、岩場で少し慎重に行動すれば、素晴らしい登山が経験できます。晴れた山頂(第1高点)からの甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳の眺めは素晴らしいですよ。
ひとつ注意。頂上(第1高点)の片側の岩場が、まるで高飛び込みの台のようになっていて、少し傾斜もあります。覗いてもオーバーハングしていて、下が見えません。雨の日など滑ると、まず命は無いでしょう。写真など撮りながら、バックしないように。

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