その後の新日本製鉄と日本郵船ー株式
6月21日に、あまりに低すぎる定期預金利息との比較で、株式配当の有利性を書きました。その際特に高配当ではないのですが、東証一部上場銘柄で、名前の知られた企業として新日本製鉄と日本郵船の2社をあげました。当時株価の下落で、配当利回りがかなり高利回りになっていたからです。あれから約50日、この2社の株価はどうなったでしょうか。日経平均も上昇したとはいえ、やはり一流企業の高配当は見逃されませんでした。新日本製鉄が399円から71円高の470円、配当利回りも2%を切って1.91%、日本郵船が714円から45円高の759円、配当利回りはそれでも2.37%はあります。しかし今の株価上昇の状況では、特に高配当の優良企業として挙げるほどではないと思います。高配当の優良企業の株は、市況全体のの流れの中で引きずられたような株価下落時に購入して、持っていても配当時に思い出すくらいが良いのです。前回も株式投資を奨めるもので無い事は書きましたが、どうしてもと考える人がいましたら今の株価での購入は考え物です。アメリカ経済の失速、ガソリン価格高騰、地域紛争など、これからの株式市況は荒れそうですし、ファンド、一部証券会社等の動きなども、一般投資家にとって好ましい状況ではありません。
銀行預金との比較で、この2社を挙げましたので、今日は一応締めくくりとして書いておきます。今後のこの2社の株価がどうなるか読めませんが、それでも配当が3%になるような株価下落は無いと考えます。
5401新日本製鉄(株)
企業情報 http://profile.yahoo.co.jp/biz/fundamental/5401.html
6月20日の終値 399円
1株配当 年9円 1000株購入資金 399、000円
配当 年9000円 配当利回り 年2.26パーセント
8月20日の終値 470円
1株配当 年9円 1000株購入資金 470、000円
配当 年9000円 配当利回り 年1.91パーセント
9101日本郵船(株)
企業情報 http://profile.yahoo.co.jp/biz/fundamental/9101.html
6月20日の終値 714円
1株配当 年18円 1000株購入資金 714、000円
配当 年18、000円 配当利回り 年2.56パーセント
8月11日の終値 759円
1株配当 年18円 1000株購入資金 759、000円
配当 年18、000円 配当利回り 年2.37パーセント
その他株主優待として、豪華客船飛鳥の10%割引券など
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