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2006年7月19日 (水)

定年後も仕事を続けるとー年金知識

 年金を受給している友人から、再度、厚生年金に加入して働くと、年金はどうなるか知っているかと聞かれました。以前調べた事を話しましたが、確認のため、少し勉強しました。
企業に定年後の継続雇用制度の導入で再就労すると、支払われるべき年金がどのくらい減額されるのでしょう。別に同じ企業でなくとも、再び厚生年金に加入して就労する場合も同じです。
60歳~65歳未満の人の場合、以前は老齢厚生年金を受給している人が再度厚生年金に加入して働くと、在職老齢年金となり、年金が2割減額されました。
これが2005年4月から、一律2割減額は廃止され、受領している年金月額(老齢厚生年金から、加給年金額を引いた月額)と、再就労による給与(ボーナスも含む年間給与総額を12で割ったもの)の合計が28万円までは一切減額しない事になりました。28万円を越えると、越えた額の2分の1が年金から減額される事になりました。
仮に友人をA君とします。A君は60歳で年金月額15万円です。仕事について得る給与は31万円です。62歳までは、年金月額と給与の合計が46万円です。(昇給無しの場合)
この場合、28万円を越えた額、すなわち18万円の2分の1の9万円が減額となり、
在職老齢年金は6万円になります。給与と年金で月額37万円です。
それなら、仕事を楽にして給料を20万円としたら年金月額と給与の合計が35万円です。28万円を越えた額7万円の2分の1の3.5万円が減額となり、在職老齢年金は11.5万円になります。給与と年金で31.5万円です。こちらの方が得かなとも思いますが、給料が少し安くても良いから仕事が楽だなどの方程式を成立させてくれないのが、社会の現実です。また、仕事を続ける以上、社会保険、厚生年金などの差し引きがありますから、手取額は少なくなります。
A君は63歳になると年金額が増額されます。計算が違ってくるのですが、現在のところは、ここまでとします。尚給料を月額48万円以上貰った場合は、また計算式が異なります。年金に加入しないで働く場合や、年金に加入しなくてはいけないのに、未加入で仕事をする場合などについては、また書きます。
A君の63歳以降は置くとして、70歳になったとします。現在は働いていても70歳になれば厚生年金の被保険者では無くなり、在職老齢年金は適用外となり、年金は全額支給されます。しかし、2007年4月からは、70歳以上の年金受給者にも在職老齢年金が適用されて、減額されます。これも構造改革のひとつです。
高齢者の住民税増額、介護保険の改悪、医療費負担の増額、生活保護世帯の
医療費負担、所得税の老年者控除廃止、公的年金等の控除縮小、挙げたらきりがありません。「構造改革」の名のもとに、社会保障費の削減が多くの国民を苦しめています。いけない、また脱線しました。今日はおとなしく年金の話でした。
しかし、弱者切り捨ての施政を、少しずつでも改めてゆく方向を探り、勉強して書いてゆくつもりです。夕張市などの地方財政の破綻の真実も書いてゆきたいと思っています
夕張市だけでなく、日本が財政破綻の危機的な道を歩んでいます。心有る官僚は、皆知っているのです。最後にいつも出てくることば「背に腹はかえられない」 これで増税はやむをえないという論理に持ちこむことは許されません。歳出を切り詰めてゆけば、大変だ、なんとかやめて欲しいという声と共に、増税やむなしの世論がわくと思っていたら大きな間違いです。
それでなくとも制度の見直しなどと、厳しい局面に立たされている生活保護世帯に1割の医療費負担をさせるのですか。貧しい人達から介護保険の適用見直しで、ベッド,車椅子を取り上げるつもりですか。
05年の国勢調査で65歳以上の高齢者の働く割合が、他の先進国諸国に比べ飛びぬけて高いという調査結果が出ました。
 日本    22.2%
 フランス  1.2%
 ドイツ    2.9%
 イタリア  3.4%
 カナダ   7.7%
 アメリカ  14.4% 
日本人は、働く事に生きがいを求め、それが美徳と考える国民だからで、すまされるでしょうか。
今日は、ここまで。長い文章を読んで頂きありがとうございました。

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