« 法隆寺宝物館 | トップページ | ハマナレイクー再生 »

2006年7月 4日 (火)

青蔵鉄道とチベット

「崑崙、唐古拉、錯那湖。沿線の地名を聞くだけで、どこまでも続く深い青空と万年雪をいただく高山の連なり、それを映す神秘の湖の姿が目に浮かび、わくわくする。中国・青海省のゴルムドとチベット自治区のラサを結ぶ青蔵鉄道が、旅客列車の運転を始めた。全区間1142kmの80%以上が標高4000mを越え、最高地点は5072mだから、航空機並のハイテク車両に、高山病対策の酸素マスクも備えた。車窓から見る景観と、野生動物の姿が、何よりの魅力だ。北京など主要都市から直通列車も走る。」-毎日新聞7月3日朝刊「余禄より」

「朝食後、世界一の標高を走る鉄道・青蔵鉄道の列車にて、チベット自治区ラサに向かいます。青蔵高原を走る車窓から、崑崙山脈、長江源流のトト河、タングラ山脈、ニンチェンタングラ山脈の雄大な景色と遊牧風景をお楽しみ下さい。」-ユーラシア旅行社ツアー情報より

確かにラサにも行きたいし、雄大な景色も眺めてみたいと思います。青蔵鉄道の最高地点の海抜5072mは、富士山山頂より1300mも高い地点です。世界で最も高い標高を走っている鉄道は、南米のチリに有り、、その海抜は4826mです。それをあっさり抜いて世界鉄道最高地点通過です。駅まで有るようです。登山を趣味とする僕は、5000mを汽車で越えるなど、想像しただけで、わくわくします。新聞各紙の報道も、どれも同じ論調で書かれています。
しかし、いろいろな考え方があるでしょうが、僕は、チベットは中国に不当に侵略されている国だと考えています。かって世界の屋根に有る平和な国であったチベットが、1950年に中国軍の侵略にあい、国を略奪された事実は、尊敬する登山家ハインリッヒ・ハラーの「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に詳しく書かれています。ブラッド・ピット主演の映画でも、この侵攻場面が描かれています。この映画に対して中国は、撮影を妨害し、以前ブログで書きましたが、作者にもナチとの関係などの過去を暴く工作などで圧力をかけています。中国の進めるチベット民族の浄化などという政策は、受け入れ難いものです。かっての軍国日本が、隣国に対して行った行為を、いまこの国がやっています。この鉄道は、もちろん観光客誘致も有るでしょうが、高額な工事費と、短い工事期間、凍土の安全性などを押して強行した裏には、他民族支配、軍事目的の側面も見逃せません。苦難を強いられているチベットの人達や、亡命政府にとっては、つらい現実でしょう。僕も乗ってみたいし、さりとて抵抗もある複雑な心境です。

http://www.onsenfan.com/bbs/index.htm?uid=tabitabi 青蔵鉄道の写真
http://www.tibethouse.jp/cta/index.html チベット亡命政府、ダライ・ラマ

|

« 法隆寺宝物館 | トップページ | ハマナレイクー再生 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170544/10779873

この記事へのトラックバック一覧です: 青蔵鉄道とチベット:

« 法隆寺宝物館 | トップページ | ハマナレイクー再生 »