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2006年6月26日 (月)

笛と電波発信機の携行をーその2

昨日は、ミツモチ山(1248メートル)で、登山中の小学校6年生が行方不明となり、翌日、6月21日のの朝無事発見されたことについて書きました。その最後に
「小、中学生の林間学校での行事に、今回のように登山も組みこまれる事もあるようです。団体からはぐれた場合の行動などは、充分教えられると思いますが、それでも迷った際、今回は小学生の声が聞こえたとの事ですが、笛(ホイッスル)の有効性、そして電波発信機の携行などについて書くつもりでした。また書きます」
今日はその続きです。
 昨年の11月に、奥秩父の200名山、和名倉山に登った時の事です。頂上からの下山時に、僕は将監小屋横に張ったテントを、早目に撤収しようと、友人より少し先行しました。撤収を終え、2時間待っても友人が下山してきません。まもなく日没。まずいぞ、足でも傷めたか。ビバーク(不時露営)の準備があるとはいえ、氷点下の夜は堪えるぞ。僕もビバーク準備して、すぐに将監峠まで登り返し、和名倉山方向へ向いました。一方、その頃友人は、下山中に熊に遭遇。熊が瞬時に姿を消したので、事無きを得たのですが、熊がいる事を急ぎ僕に知らせようとして、踏跡程度の登山道を間違えて、谷筋に下降してしまったのでした。(この和名倉山も、奥秩父にありながら、登山道が未整備です)
僕は将監峠から、しばらく登った見通しの良い場所で、右前方に伸びる尾根に向い、何度もコールしました。その時です。思いがけない方向から、かすかにホイッスルの音。なんであんなところから。僕もホイッスルで応答します。友人のホイッスルは、それでも確実に尾根方向へ移動しています。40分後、やあ、すまないとあやまりつつ、下山してくる友人と再会。テント場まで戻り、暗くなった道を、下山したのでした。友人は、お前のホイッスルは音が小さいから、買い替えたほうが良いなどと勝手な事を言っていましたが、ホイッスルの有効性を再認識した事件でした。僕達はどの山行にも携行していますが、使い道は熊除け用途が多かったのです。
この時の山行には、小型無線機も持っていたのですが、一台の調子が悪く、テントに置いて来て、使用できなかったのです。悪い時は得てしてこんなもんです。
ミツモチ山の小学生も、捜索者に向って声をあげたようですが、今後は林間学校参加者全員に非常用ホイッスルを携行させたほうが良いのではと考えます。
それと、大袈裟と取られるかも知れませんが、電波発信機の携行です。山の家を管理している自治体が、林間学校の参加者全員に貸与するのです。都会でもPHS,携帯電話での位置探知システムを、子供や老人が利用する事が珍しい事では無くなっています。犬用の探知機も発売されています。
万が一事故があると引率者の責任が厳しく問われる昨今です。この事から子供達の林間学校などの行事が行なわれなくなる事を心配します。子供達には、野生と知性を兼ね備えた人間として成長して欲しいのです。ハイキング程度の山でも、このシステムを使用することにより、引率者の精神的負担は軽減すると思います。
登山でも、以前では考えられなかったハンディGPSを使用した位置確認が普通に行なわれています。携帯電話の安直な使用での遭難救援依頼も問題になっているようですが。
この、システムには、人工衛星を利用して位置探査する方法と、電波発信機と、方向探知機、または電波送信機とアンテナの組み合わせで位置を探る方法が考えられます。(後者は昔からアマチュア無線で、フォックスハンティングと称する遊びに使われた)どちらにしろ、利用者が増えれば、驚くほど安価で提供されるようになるでしょう。ミツモチ山の小学生が救助された事は本当に良かった。今後同じような事故が起きない事を祈っています。
 大音響ホイッスル  http://uside.net/whistle/
 高精度位置探索システム  http://www.ntt-at.co.jp/product/accurate/index.html

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コメント

指笛も有効です
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投稿: 767 | 2006年6月27日 (火) 01時15分

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