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2006年6月23日 (金)

不撓不屈ー映画

Index_320 映画「不撓不屈」を見ました。一税理士が国家権力と闘った衝撃の実話です。高杉 良さんの原作が文庫本となって新潮文庫で出版されており、その帯に書かれたメッセージが、この映画そのものでした。
「その男、ただものではない」「権力と闘った男の勇気ある生涯」「闘う男をささえた家族の信頼と愛情」
 小説も映画もプロローグとして、国家権力と闘い抜いた、税理士飯塚毅(滝田 栄)が、DATEV(ドイツ連邦共和国税理士データー処理協会)の記念式典に招かれる。そこでの祝賀スピーチを、ドイツ語で格調高くスピーチをするところから始まる。それから、後に「飯塚事件」と呼ばれることとなった国税庁、検察庁という強大な国家権力との約7年間に渡った闘いの回想になる。
ストーリーは「不撓不屈」公式サイトで読んでいただくとして、ここでは省きますが
映画前半は、対立する国税庁からのすさまじいまでの圧力と弾圧が描かれ、苦境に陥る飯塚税理士と、彼を支える家族が描かれます。緊迫した場面が続き飽きさせません。国家権力側が発表することだけを報道するマスコミ、しかし飯塚を信じる家族、学問の恩師、精神の師、多くの理解者により、苦しい闘いは次第に国税当局を追い込んで行きます。古き良き野党、社会党の代議士の活躍や、国会での論戦場面など、まだ野党の強かった往時を知るものにとって懐かしく思い出しました。(原作では自民党代議士も活躍します)
飯塚税理士役の滝田栄は、私生活での生き方が、主人公と共通するものが有り、役になりきった見事な演技です。妻役の松坂慶子、国税庁高級官僚で敵役の三田村邦彦、飯塚の恩師役の夏八木勲など、皆熱演です。社会党代議士役の田村涼成が、味があり上手いです。
ライブドアー、村上ファンド、日銀総裁などの不祥事が続き、一方では家族崩壊などの暗い悲惨なニュースが後を絶ちません。主人公飯塚税理士の誠実で、正義感の強い男の勇気と信念は、とても真似の出来るものでは有りませんが、これからの生き方の指針を与えてくれました。妻と3人の子供達が見せる家族の信頼は、現代では失われかけている正しい家族像を教えてくれます。子供達は、父親に敬語を使います。実話をドキュメンタリータッチで描いているので、盛り上がりには乏しい面も有りますが、感動したり、家族愛に少し泣いたりしていたら、2時間が短いくらいでした。見て良かったです。骨太のお薦めできる映画だと思いました。★★★★4つ
  映画「不撓不屈」公式サイト  http://futo-fukutsu.cocolog-nifty.com/

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