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2006年5月 6日 (土)

良かった

2階席最前列で見ました。空中のつづらから石川五右衛門がぱっと躍り出す。そして空中を悠然と泳ぎだして我が頭上に消える。宙乗りの妙技。まさに目と目が合いそうな距離。大満足です。場所は新橋演舞場五月大歌舞伎です。
 夜の部を見てきました。中村吉右衛門を中心に、団四郎、染五郎、亀治郎、福助など充実の一座が歌舞伎の魅力を堪能させてくれました。客席は満員、亀治郎ファンでしょうか、若い観客も目立ちました。演目は「石川五右衛門」「京鹿子娘道成寺」「松竹梅湯島掛額」とまさに大サービスの見どころたっぷり。
石川五右衛門を豪快に演じた吉右衛門が「松竹梅湯島掛額」では、軽妙な演技で紅屋長兵衛を演じて場内大爆笑。五右衛門も良かったがこちらも一段と魅力的でした。吉右衛門の上手さが光りました。中村福助は、大曲「京鹿子娘道成寺」を踊りました。92.93年の襲名時以来、東京では14年ぶりとの事で故・六代目中村歌右衛門に直接仕込まれたという大曲を、華麗に舞いました。福助のこの演目に掛ける心意気が舞台いっぱいに溢れていました。花◎です。
染五郎も、叔父吉右衛門との共演を伸び伸びと演じていました。なにか楽しげでした。亀次郎の八百屋お七は、恋する女の心情を、相変わらず美しく魅力いっぱいに見せてくれました。文楽の人形ぶりの演技はファンにはたまらなかったでしょう。何度も拍手が起きました。
中村吉右衛門が歌舞伎を演舞場で演じるのは23年ぶりとの事。松竹では今後も毎年5月に 吉右衛門を中心とした歌舞伎を上演していきたい意向とのことで、歌舞伎座との競演がおおいに楽しみになりそうです。
ちなみに、今日の公演も、「團菊祭5月大歌舞伎」に引けを取らない熱演だと思いました。

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