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2006年5月 5日 (金)

熊はいやだよ

「クマ注意報」山菜採り2人襲われ重傷…秋田と岩手(読売新聞)
 4日午前9時35分ごろ、秋田県にかほ市象潟町横岡の山中で、山菜採りをしていた同市象潟町本郷、無職大野建一さん(69)が、クマに襲われ、左顔面と左腕を引っかかれて重傷を負った。

 にかほ署によると、大野さんは長男(37)と入山。竹やぶを歩いていたところ、前方の茂みから突然、クマが現れた。長男が木の枝でクマの顔や腹を突くなどして追い払ったという。

 また、岩手県奥州市江刺区広瀬の山林では、午後2時20分ごろ、近くの無職伊藤昭一さん(62)が倒れているのを、探しに来た妻が見つけた。伊藤さんは顔を引っかかれたような跡があり、重傷。江刺署はクマに襲われたとみている。

今日のニュースである。この2件は熊に襲われて重傷を負ったものだが、この他にも報道されないが遭遇例はあったのかも知れない。
ここ数年は、登山中に熊を意識せざるを得ない状況が続いている。幸い僕は直接熊と遭遇した事は無いが、それに近い例はある。一昨年の秋の白砂山で、日没となり、ヘッドランプをつけて真っ暗な藪道を下山中、至近距離で大型獣に接近された。昨年は10月に佐武流山で、下山の遅れた我々パーティを山岳救助隊長も兼ねている宿の主人が、林道を車で迎えに来てくれた。何事も無かったのだが熊の出没が多く、心配してくれたとの事だった。
そして11月、和名倉山で下山中、僕より少し遅れて藪道を歩いていた友人が登山道脇の20mの距離で熊を発見した。熊の方がすばやい行動で消えたが、僕に伝えようと急いだ友人が、道を誤り2時間もの薮漕ぎで、ビバークを覚悟したと話してくれた。。
以前は、それほど熊との遭遇を心配することなく山歩きをしていた。ここ数年は異常事態である。今日のニュースを聞いて、どうも今年も熊との遭遇を覚悟せざるを得ない。今日の例でもそうだが、最近は出会いがしらに熊が驚いて攻撃してくるのではなく、人間に向ってくるようで怖い。登山中の対処方法として鈴を鳴らすなどをしているが、いざ出現されたら落ち着いて行動する自信は無い。テレビで効果のある方法として、レジャーシートを身体の全面に掲げて姿を大きく見せるというのがあった。白いシートを持ち歩いているが、瞬間的に広げられるように、持ち歩くことは難しい。
熊除けスプレーなるものも市販されているが、これで熊を撃退した例を今まで聞いた事が無いので、効果の程はわからない。しかも射程有効距離が3メートル程度と聞くと、キンチョールで蚊を落とすような悠長な行動が取れるとも思えない。
熊の生息領域に人間が入っているのだとは思うが、最近は熊が人間の生活領域を脅かしている。ともかく辺鄙な山登りには、腰に鉈かアイスバイルをつけて、かなわぬまでも反撃してみる覚悟である。しかし、一昨年奥只見の銀山平で、留守中の小屋に侵入した熊が、アルミ鍋の蓋と殺虫剤のスプレー缶に残した、ドリルで穴を空けたような大きな爪あとを見ているので、反撃やらも心もとない。
願わくば、山の熊さんが腹をすかさないように、僕とは会わないようにと願う次第である。

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