2012年5月29日 (火)

館保育園と秋ヶ瀬児童公園が高い---志木市内の空間放射線量測定

志木市役所では、市内の「特定市有施設25箇所」で毎月1回空間放射線量を測定し、市役所のHPで公開しています。
http://www.city.shiki.lg.jp/51,0,270,1156.html 志木市内の空間放射線量

施設の内訳は、小学校8校、中学校4校、保育園6箇所、市役所駐車場、公園などの6箇所、計25箇所です。
この中で、毎月、地表付近の放射線量が0.09~0.10マイクロシーベルト以上と、他の場所より高い数値が計測されるところが3箇所あります。市有施設の高放射線量ベスト3です。
次の3箇所です。
1.館保育園
2.秋ヶ瀬児童公園
3.市役所駐車場

他の施設で、地表付近の測定値が0.8マイクロシーベルトを超える場所は無いのですが、この3箇所は常に0.9マイクロシーベルト以上が記録されているのです。

このうち、常に放射線量数値の1位の座を譲らない市役所駐車場は、僕も計測した事がありますが、飛来した放射性物質がアスファルトの細かい穴に入り込んで、雨などでも流れずに、付着したままの状態なのが原因だと思います。アスファルトは、厄介なのです。
駐車場周りの植込みの中も測定したら、比較的高い数値が計測されたのは、市役所の立地条件が影響し、高層の市役所ビルに当たった風により、放射性物質が降下していると考えられます。
付近より高い建物付近で、高い数値が計測されるのは、市役所だけでなく、高層建物が多い志木ニュータウン内がホットスポットになっている事でもわかります。

この志木市役所駐車場に長時間居る人は少ないでしょうから、この場所の放射線量が、高くても今はあまり問題にしません。
僕が一番不安に思うのは、館保育園なのです。
測定箇所は、保育園南側の小さな庭の中央付近だと思うのですが、この場所の測定値は、秋ヶ瀬児童公園と並んで昨年以来、常に高い数値が計測されているのです。
参考までに、市役所測定データーから地表付近の数値を転載します。(単位はマイクロシーベルト/時)
平成24年3月19日 1.市役所駐車場0.107 2.館保育所0.097 2.秋ヶ瀬児童公園0.097
      4月17日 1.館保育園0.097 1.市役所駐車場0.097 3.秋ヶ瀬児童公園0.092
      5月17日 1.市役所駐車場0.107 2.秋ヶ瀬児童公園0.092 3.館保育園0.091

ちなみに、館保育園以外の5箇所の保育園で、地表付近の放射線量が0.75以上の数値は測定されていません。
ここに挙げた数値の違いが、身体に影響を与えるものでは無いかもしれませんし、また、市役所の除染個所にも該当しないことはわかります。
しかし志木市の特定市有施設25箇所のうち、生活、居住空間での放射線量数値が、最も高い、即ちワースト1は、幼児が日中、長時間生活している館保育園だというのは、なにか割り切れない気持ちになるのです。
志木市内で放射線量が一番高いところは、保育園の小さな庭なんだと人にはとても伝え難いので、毎月の測定結果の公開の度に、僕は浮かぬ顔になるのです。

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2012年5月26日 (土)

草津川の渡し---草津追分にて

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は広重描く「木曽海道六拾九次之内 草津追分」の図です。
「草津宿」は東海道と中山道の合流点でした。その中山道の草津宿に入る手前にある草津川の渡しの図なのですが、旅人が渡っている橋がなぜこんな小さな橋なのか、以前から思っていた疑問が解けるかと思ったのですが!。はたして?
4月の奈良旅行の際に、草津のホテルに宿泊し、広重描く「草津追分宿」の現地を訪ねてみました。
下の写真は、再現された橋の横に建っていた説明板です。クリックすると拡大します)
草津川は、昔から周辺の地盤より川床が高くなってしまった天井側であることは、わかるのですが、川の渡しについては、右の説明板にこう書かれていました。
「通常水なしで徒歩(かち)渡り。水高により三~三十二文の橋銭を払っていた」

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この説明文、あまりに簡略すぎてよく理解できません
「通常水なしで徒歩(かち)渡り」
とありますが、現在は治水工事で廃川になっているので、川の流れが無いのはわかるのですが、江戸時代には少ないとはいえ、川には水流があったのではないでしょうか。
砂川とも呼ばれ普段は水が流れていなかったという説や、流れはあったとの資料もあります。
どちらにしろ、この川を渡るためには、歩いて渡るより方法がなかったことは間違いないようです。
江戸から、あるいは京都方面から来た旅人は、川床の高い川の土手を登り、河原に下りて川を渡った。水の少ない時期であれば、そのまま川に入って渡渉した。少しでも流れがあれば冬など寒かったことでしょう。
川の渡渉ですが、川越人足に手伝ってもらって渡ったという資料もあります。
他の川でも見られたような手を引いてもらう、肩車してもらう、蓮台に乗せてもらうなどの方法があり、川の水量によっても渡し賃が違った。
それが「水高により三~三十二文の橋銭を払っていた」という事だと思います。
しかし、人足の手を借りないで渡る人と、人足の手を借りる人の割合や川の状況、女、子どもの場合はどうだったのかなどが良くわかりません。また払ったという橋銭というのもわかりません。橋銭は一般的には有料の橋の渡り賃です。人足に渡してもらうなら、川越人足賃料でしょう。
この広重の絵がそのあたりの状況をまた解り難くしています。小さな橋を女性が渡っています。この橋が左側の説明板にあるように、現地に再現されています。(写真下の上)
確かに、長さ3メートルほどの広重の絵の橋の再現です。
広重の絵は、橋が川の流れと平行になっていたり、宿場町の建物の位置関係もおかしいのですが、浮世絵の風景は正確な写実ではありませんから、これは良しとしましょう。
ただ、絵に描かれ、再現もされている橋があまりに小さいので、草津川の流れは、本当に通常こんな程度だっのかという思いは残りました。
橋が出来たのは江戸時代も後期とのことですが、橋のできる以前は徒歩渡りといっても、足首が濡れる程度のものだったのでしょうか。
ただ、かなりの暴れ川で、土手の高さが積みあがって天井川になったという事や、橋銭?が
三~三十二文とかなりの値段差があることなどから、水かさが増す場合も多かったのでしょう。
ことによると、この小さな橋を渡るのに、
橋銭なるものがが最低の三文必要で、それ以上の値段は水かさによる渡し賃、すなわち人足賃料だとしたら、まとめて橋銭とした事もわかるような気がします。
すると増水時には、この小さな橋はどうなったのだろうという疑問は、現地でも解決されませんでした。もう少し文献などを調べると、当然わかることなのでしょうが、それは少し先のことにします。


Dscn7423_320(写真左上、広重の絵に描かれた橋が再現されたもの。橋というより溝を渡る踏み板のような大きさである)Dscn7426_320
 

(写真左下、川床の中に小さく見えるのが橋。川幅に比べてその小ささが良くわかる。右側に説明板2枚が建っている

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2012年5月22日 (火)

ソマリア沖海賊対処・対策---海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その28(2012年4月) タンカー以外の日本関係船舶は何処へ消えた

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

*平成24年4月の海賊対処法による船舶護衛実績(344回護衛~351回護衛の8回)
   護衛艦(第11次派遣部隊) 101 むらさめ  102 はるさめ     
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船     7隻
                   合計7隻  1回平均0.87隻
           
               外国籍船 41隻  1回平均5.1隻 

護衛回(日程)                   日本籍船  日本関係外国籍船   外国籍船
(3/28-4/1) ジブチ基地にて補給、休養   
344 (4/1-2)      東行き       0         0            3 
(4/2-5)    洋上待機なのか行動発表されず
345 (4/5-7)        西行き        0          3             6
(4/7-4/11) ジブチ基地にて補給、休養    
346 (4/11-14)     東行き       0           0              3
347 (4/14-16)      西行き     0           0             4
348 (4/17-19)      東行き      0           1            8                               
349 (4/19-21)     西行き     0          1            11   
4/21-24) ジブチ基地にて補給、休養
350 (4/24-26)      東行き     0           0            4
351 (4/27-29)      西行き       0          2              2   

合計                            0                 7                      41

3月報告(その27)でも、あまりにも少なすぎる日本関係船舶と書きましたが、4月も僅か7隻の護衛に留まりました。
4月は全8回と何故か少ない護衛でしたが、表を見てもわかるように、そのうち半数の4回に日本関係船舶が1隻も参加していません。(
0赤字で表示)
防衛省並びに国土交通省海事局海賊対策連絡調整室が発表している護衛対象の船舶の種類は次のとおりです。
1.タンカー
2.コンテナ船
3.LPG船
4.一般貨物船
5.専用貨物船
6.自動車運搬船
7.旅客船

それでは、ここ半年の日本関係船舶の種類を見てみましょう。
3月の報告で、昨年10月から今年3月までの半年間に護衛された日本関係船舶はわずか45隻だったと書きました。
その45隻の内訳ですが、タンカーが44隻、コンテナ船が1隻と、なんと殆どがタンカーなのです。
以前には、一般貨物船、専用貨物船、LPG船、コンテナ船、自動車専用船などもあったのですが、ここのところ、護衛船団に加わるのはタンカーばかりと発表されています。
もちろん4月も日本関係船舶7隻が全てタンカーです。

前には、自動車専用船ばかりが目立つので、日本の生命線確保などと言っても、自動車専用船は有事には運航されるとは思えないなどとと悪口を書いた事がありましたが、いったいタンカー以外の商船はどこに消えたのでしょう。
まさか、シーレーン防衛論などと結びつけるために、他の種類の船舶も全てタンカーとして発表しておいたほうが良いと考えた!。しかしこれはありえないでしょう。
各船舶の船足の違いから、護衛船団に加われないとしたら、外国籍船は、タンカーは全体の三分の一程度で、一般貨物船、専用貨物船、LPG船も参加していますから、日本関係船舶の不参加理由にはならないでしょう。
考えられるとしたら、日程調整などのある護衛船団に加わらず単独で航行している。
または、護衛対象船舶年間2000隻などは、誰かさんの作文でソマリア沖を航行する日本関係船舶ははるかに少数だったかのどちらかでしょう。
このあたり、中国、韓国の海賊対処護衛活動の動きや関連性なども調べて、後日報告します。
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(写真左上、第12次派遣部隊として5月11日横須賀港を出港した「護衛艦107いかづち」。3ヶ月の護衛活動任務のために、往復約50日かけて、ジブチ基地へと向う。6月に第11次派遣部隊と交代する)

(写真左下、同じく5月12日佐世保港を出港した「護衛艦157さわぎり」)

一回の任務期間が約3ヶ月、90日間の護衛活動ですが、そのうち約15~20日間ぐらいは、ジブチDd157sawagiri_320基地での上陸休養が含まれますので、実際の活動時間は75日前後と考えると、任地に向う往復50日の航海は作戦行動としていかにも長すぎます
ジブチ基地の確保なども絡めて、先が見えないというより、かなり長期に継続する意思をもった海賊対処活動ですから、先の展望を考える必要があるでしょう。
酷暑の厳しい勤務だぞ、素人がなにを言うかとお叱りを受けそうですが、護衛艦全体の配備計画、運用なども考えると、効率的には、今後1クール4ヶ月ないし4ヶ月半または護衛活動の空白期間が生じる現在の2隻の護衛艦の同時行動方式の変更もあり得るのではないかと思います。
または以前にも書きましたが、デンマーク、イギリス、フランス海軍などの一部行っている乗組隊員の現地入れ替え、すなわち艦はそのままで、乗艦する隊員が空路ジブチに飛び総員入れ替わるシステムも考えられると思います。
その点、何度か取り上げましたが艦長ごと入れ替わるデンマーク海軍の「多目的支援艦アブサロン」などは、護衛艦とはくらべものにならない良好な艦内環境で、乗組員の過酷な勤務状況をを和らげています。今後、このタイプの艦艇が必要になる状況が増えるかも知れません。
今後の少子化進行により、それでなくとも艦はあっても隊員がいない海上自衛隊の実状が、ますます厳しいものとなる事は確実です。
中国に先を越されるなと、長期展望の無いまま突っ走った海賊対処活動が海上自衛隊に与える重い負担をどう打開するか、最近の護衛船団に加わる日本関係船舶の少なさからも、ジブチ基地が確保できた、シーレーン防衛の展望も開けそうだと、喜んでばかりはいられない状況が生まれつつあります。

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2012年5月20日 (日)

2012年5月、柳瀬川でヤマベ、アユが釣れています

昨日、今日(2012年5月20日)と柳瀬川には、釣り人の姿が目立ちました。
アユが良く釣れています。少し大袈裟に言うなら、時間によってはまさに入れ食いです。オランダ仕掛けに2匹、3匹とかかっていることもあります。
なかにはヤマベも混じっています。
なんどか書いていますがアユについては、埼玉県漁業調整規則で、1月1日より5月31日までは、禁漁と定められています。産卵保護のためです。
この規則は漁業権の有無に係わらず埼玉県内の全ての川に適用されているのです。
ですから、今、柳瀬川で釣れているのはヤマベで、間違ってアユが竿がかりしている事になります。
本当のところ、アユを釣っている皆さんは、優しく再放流していますし、今の時期のアユ釣りもそう問題にする事ではないと思っています。
それに、漁業権の無い川でもアユ釣りが5月末まで禁漁ということを知らない人も多いのです。
柳瀬川にこれだけのアユが遡上してくれることは嬉しい限りです。
Dscn7513_320

(柳瀬川駅鉄橋のやや下流、このあたりや富士見橋の下流は、良い釣りポイントらしい)

Ca390003_320

(オリンピックのあるふれあい橋のやや下流。小学生がお父さんと一緒に釣っていた。良く釣れるので、まだ、帰りたくないと訴えていた。
これだけ良く釣れるのに、川で子ども達が釣る姿はあまり見られない。最近の子どもは釣りをしないのだろうか)

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(写真を撮りたいとお願いしたら、魚籠を持ち上げてくれました)







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2012年5月18日 (金)

ソマリア沖海賊対処・対策---海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その27(2012年3月) 1船団に平均0.6隻とはあまりに少なすぎる日本関係船舶

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

*平成24年3月の海賊対処法による船舶護衛実績(335回護衛~343回護衛の9回)
   護衛艦(第11次派遣部隊) 101むらさめ  102はるさめ     
 
護衛した船舶   日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    6隻
                   合計6隻  1回平均0.66隻
           
              外国籍船 55隻  1回平均6.1隻 

護衛回(日程)                  日本籍船  日本関係外国籍船   外国籍船
335 (2/29-3/2)    西行き       0         1            6 
336 (3/3-5)        東行き        0         0             11
337 (3/5-7)       西行き       0           0             1
(3/7-3/10) ジブチ基地にて補給、休養   
338 (3/10-13)      東行き     0            1             6
339 (3/13-15)      西行き      0           1            10                               
340 (3/15-18)     東行き     0          0               6   
341 (3/18-20)      西行き     0           1            10
(3/20-3/24) ジブチ基地にて補給、休養 
342 (3/24-26)     東行き        0            1              1
343 (3/26-28)      西行き      0            1           4

合計                            0                                          55

「海賊対処のために派遣された水上部隊の護衛実績」を公表している防衛省・自衛隊そして国土交通省海事局では、この護衛対象船舶のあまりに少ない実数について、問題になっていないとは思えないのですが。
担当者の会話に
「このままでは、派遣自体が問題視されるようになるぞ、少し水増しするか」ぐらいの話が出ていてもおかしくないと思うのです。
表をみてお分かりいただけると思いますが、今年になってなんとか
1船団に平均1隻を維持してきた日本関係船舶が、またもや9回の護衛航海で6隻と平均0.66隻となりました。

9回編成された護衛船団に日本関係船舶が1隻も参加していない状況が3回もあります。
そのうちの一回、第337回護衛船団では、外国籍船の参加も無く、中国のタンカー1隻のみという状況なのです。
2隻の護衛艦に前後を守られて航行する1隻の中国タンカーというのは、やはり異常です。

外国籍船の護衛については、海賊対処行動による護衛艦派遣時に、年間2000隻の日本関係船舶で手一杯だが、護衛船団に余裕があれば、調整して参加を認めるはずでした。
しかし、いまや我国の貿易とは関係ない、中国などのタンカー、貨物船が護衛船舶の9割を占めています。
それ自体は国際協力、国際貢献と理解しても良いのですが、日本関係船舶の少なさについて、何度もしつっこく書きますが、何故、想定の10%と当初の数値とかように開きが出てしまったのか、ぜひとも検証が必要でしょう。
ソマリア沖に派遣される海上自衛隊の護衛艦2隻(約420人の海上自衛隊員乗船)は、3ヶ月ごとに交代します。そして日本からの往復約2ヶ月の航海とあわせて5ヶ月間は海賊対処活動に従事します。
海賊対処活動に係わる年間予算が約150億円
ちなみにこれには昨年完成したジブチ基地(拠点)の建設費47億円は含まれません。

ところで、昨年10月から今年3月までの半年間の日本関係船舶護衛数はわずか45隻です。
少し乱暴な計算ですが、日本関係船舶の2日間の護衛にかかる経費は、1隻あたり、なんと約1億6千万円になります。
もちろん外国籍船も護衛しているわけですが、こちらはいてもいなくても、日本関係船舶のために護衛船団が組まれますので、おまけのように後ろに付いて来ると考えて経費計算から除外します。
それと、それで無くとも数少ない日本関係船舶なのですが、その実状は日本の海運業者が運航する外国籍船ばかりで、残念ながら護衛船団の船舶の99パーセントは日本籍船ではありません。
ですから、護衛艦から見える船舶に掲げられているのは、外国国旗ばかりで、日の丸は見えないのです。

岡崎研究所理事の金田秀昭理事(元海上自衛隊護衛艦隊司令官)の言う、「戦後半世紀を経て、日章旗(商船)と旭日旗(護衛艦)の渾然一体の場面が実現する」といったお気軽な状況ではなく、書けば長くなりますが日本の海運業全体にかかわる大きな問題があるのです。
「日本船主協会様」
 護衛艦や哨戒機、そして人員の増強、補給艦の派遣、武装隊員の乗船要求などを叫ぶ前に、消えた?いや、はじめからあなた方の唱えていた年間運航船舶2000隻は存在しなかった?。これら日本関係船舶について釈明が必要なのではありませんか。消えたというか、いないというか、護衛船団になぜか日本関係船舶の貨物船が加わらない不思議については、ソマリア沖船舶護衛その28(2012年4月)で書きます。

護衛艦2隻が往復2ヶ月もの航海を経て、ソマリア沖で3ヶ月にわたる活動を行い、その後の護衛艦交代のためには、約2ヶ月の重複期間が生じます。
別の2隻の護衛艦がソマリア沖に向け、また任務を終えた2隻が日本に向けてて航行するので、計4隻の護衛艦が同時に海賊対処活動に従事することになるわけです。
これとは別に哨戒機2機もジブチ基地を拠点に活動しているので、護衛艦と併せて総員約580人程度が海賊対処活動のために常時派遣されています。
月間、約5~10隻の海上貿易輸送に従事する日本関係船舶の護衛のために、年間約150億円という莫大な経費と、艦艇やりくりの苦しい海上自衛隊艦隊の中から割かれる4隻の護衛艦、それと任務に赴く自衛官の数から考えて、この作戦行動は、経費対効果らみて、「活動をいかに効率的かつ効果的」にするか、再検証する必要がありませんか。それが戦略というものでしょう。
曖昧なシーレーン防衛論など100年早いと、憎まれ口をたたいておきます。

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2012年5月16日 (水)

タイ・フェスティバル2012は大混雑!

日曜日(2012年5月13日)。かみさんに誘われて渋谷区の代々木公園で行われていた「第13回タイ・フェスティバル2012」に行って来ました。
タイ王国大使館が、タイ政府関連事務所および政府機関の協力のもと、2日間にわたりタイ王国を幅広くPRするために開催する催しだそうです。
Tf2012poster_320昨年は東日本大震災の影響もあって中止となったので、2年ぶりの開催とか。
ニンニク、ニラ、アスパラ、カリフラワーなどの嫌いな僕は、タイ料理に使われる香菜、香辛料の匂いも苦手で、今まではタイフェスには行ったことはありませんでした。
数年前のタイ旅行では、匂いには最後まで慣れませんでしたが、食べ物はどうして、結構うまい物が多いことに気づかされて、今年は行って見るかと腰をあげたのでした。
さて、午前11時ごろ、会場の代々木公園に到着して驚かされたのがあまりの人出の多さ。
2日間で公称30万人と言うのが嘘で無いことを知らされました。
日本人て、こんなにタイ料理が好きなの!!。

会場内には東京近郊のタイレストランや物産店などが多数出店しており、少し大袈裟に言うなら、昼過ぎ頃には、会場内は人ごみで移動もままならず、食べ物の購入も長い行列の後ろにつく有様でした。
ちなみに公式ページに書かれていた店舗出店数は下記のとおり。半端な数ではありません。

タイレストラン 72ブース
タイ食材・物産 37ブース
ドリンク 16ブース
タイフルーツ 16ブース
NPO/NGO 5ブース タイ関連機関ブース 17ブース


ゴールデンウイークに行ったお台場での「オクトーバーフェスタ」の高いソーセージに比べれば、こちらはタイ・フードコートの感じで、ほとんどの食べ物が500円以下の単価というのも嬉しい値段設定です。
惜しむらくは、これでも以前より増えたそうですが、会場内のテーブル、椅子席が少なく、シートも敷く場所を探すのが難しい状況で、落ち着いて飲食できる場所の確保に苦労する事でした。
それでも、タイのシーハービールを飲み、何種類かの料理を味わい、帰りにはマンゴー、マンゴスチンを買って幸せ気分でした。
でも、やはり会場内の香辛料の香は、ちょっと苦手な僕でした。さて来年はどうするかな。
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2012年5月12日 (土)

「HOME 愛しの座敷わらし」を見ました

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久しぶりの映画紹介です。
「HOME 愛しの座敷わらし」を見ました。「☆☆☆☆4つ」

監督:和泉聖治
原作:荻原浩
脚本:金子成人
音楽:池頼広
配給:東映
上映時間:109分


「出演」
水谷豊    (父:高橋晃一)
安田成美   (妻:高橋史子)
濱田龍臣   (長男:高橋智也)
橋本愛    (長女:高橋梓美)
草笛光子   (晃一の母:高橋澄代)
飯島直子、草村礼子、佐々木すみ江、沢木ルカ、菅原大吉、長嶋一茂、高島礼子、ベンガル、スザンヌ、梅沢富美男、石橋蓮司、岡部珠奈、段田安則、宇津井健


「あらすじ」
父・晃一の転勤で、東京から岩手の田舎町へと引っ越してきた高橋一家。
晃一
よかれと思って選んだ新しい住まいは、なんと築200年を数える古民家だった。
東京での暮らしに馴れていた妻の史子は、突然の田舎暮らしに不安と不満でいっぱい。老人ばかりの近所付き合いにも乗り切れないでいた。
中学2年の長女・梓美にも古民家はただのボロ家にしか見えず、転校先の学校生活を考えると心が落ち着かない。
転校前の学園生活でも人間関係で悩んでばかりだったからだ。また、同居する晃一の母親・澄代は田舎住まいには支障を語らないものの、最近、認知症の症状が始まりつつある様子。
唯一、古民家への転居を楽しんでいる小学4年の長男・智也は、治りかけている喘息の持病を今も史子にひどく心配され、サッカーをやりたくてもやれずにいる。
五者五様、どこかぎくしゃくしている一家をやんわりとまとめたい晃一だったが、家族の不平不満をなかなかうまく解消することはできず、異動先の支社でも馴れない営業職に悪戦苦闘の毎日だった。
そんなある日、不思議な出来事が高橋家に起こり始める。
誰もいない場所で物音が聞こえたかと思えば、囲炉裏の自在鉤が勝手に動いたり、掃除機のコンセントがふいに抜けたり、手鏡に見知らぬ着物姿の子どもが映ったり……。
どうやらこの家には東北地方の民間伝承で有名な「座敷わらし」が住んでいるようなのだ。一風変わった同居人と共同生活をすることになった高橋家の運命は----。

新座シネプレックスのシネマ6(座席数130)。
平日で空いた館内のゆったりとした椅子にすわり、幸せな気持ちに浸りながらの2時間でした。
こういう素直な映画大好きです。
映画はあらすじ」にあと10行書き加えればストーリー全てを語ってしまう内容です。
それぞれの家族の思いを淡々と描きながら、盛岡市郊外の美しい自然の中でバラバラになりかけた一家が優しく、時にはぶつかり合いながら家族としての絆を深めてゆく様が描かれています。
囲炉裏を囲む家族に、父が自分の心の成長を話しかける場面に、この映画の語りかけが素直に表現されています。
ストーリーに大きな山があるわけでもなく、無難といえば無難、それでも少しも飽きずに映画に最後まで引き込まれてしまいました。
何となくピントの合わない父晃一を演じた水谷豊は好演です。それにもまして妻史子役の安田成美がストーリーの持つ、ちょっと悲しくもなる優しさを素直に演じて、とても良かった。ちょっとNHKの朝のドラマ「てっぱん」と重なったりしました。
「おくりびと」も東北の風景が月山をバックに描かれていましたが、この映画も盛岡郊外の豊かな自然と岩手山が美しく映し出されていました。
主役は?。なんとも可愛いい、そして悲しい、まさに「愛しの座敷わらし」’ろくすけ’でしょう。僕も逢って見たい、そんな思いがします。いつか、どこかで逢えるかもしれません。
原発事故や不毛の政治をしばし忘れて、心安らぐこんな映画を見られることをお奨めします。
評価はこれも素直に☆☆☆☆4つ」です

*このところ、「グラントリノ」「剣岳点の記」以来、映画採点をしていなかったので、僕なりの評価基準をあらためて書いておきます。 好き嫌いの多い、全くの素人評価と受けとってください。
 「映画評価」
 星★★★★★      5   傑作
 星★★★★    4  秀作    
 星★★★☆  3+1  佳作    
 星★★★      3  良作(まあ普通)
 星★★       2  凡作
 星★         1  駄作
 (全てに一つのおまけが付く事があります。今までに★5、★2や★1をつけた映画はありませんでした。)

 

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2012年5月10日 (木)

お台場オクトーバーフェスタと実物大ガンダム

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(写真上、実物大ガンダム。始めて見たが、想像していたよりは小さく感じた。それでもたいした迫力だ)

ゴールデンウイークの一日、ドイツビールとソーセージに惹かれて、お台場の「オクトーバーフェスタ」に行ってきました。
オクトーバーフェスタといえば、ご存知、毎年10月ドイツ・ミュンヘンで行われる世界一のビール祭りです。
その日本国出店(でみせ)版のような催しがここ、お台場で行われているのです。
中央テントの内外に、テーブルと椅子が置かれ、テント内のステージからはドイツ楽団のライブミュージックが流れ、ドイツビールを飲みながら楽しく歌って盛り上がろうという催しです。
会場近くには、この祭りとは関係ありませんが、ガンダムの実物大モデルが置かれて、こちらも大人気でした。
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最初の一杯は、ヴァイツェンとデュンケルヴァイツェン(黒)。フランクもとても旨い。
ただ、ビール500mlが1000~1500円とは、ちと高すぎませんか。フランクプレートと他に一品で、こちらも4500円といい値段。
パウラーナやハッカープショールなどなど、飲みたいビールは多いけれど、財布が許さない。と思っても青空の下、なんともビールが旨い。もう一杯!。

Ca390043_320 オクトーバフェスタ会場入口。いろいろな有名醸造所のビールが飲めるとあって、多くの飲兵衛が続々と来場。盛況です。

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ステージもある中央テントを囲むように、各店舗のテントが並び、ビール購入の行列も出来ている。女性も多い。
ともかく、皆幸せそうに飲んでいる。

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2012年5月 9日 (水)

ネットに流出した陸山会事件の虚偽捜査報告書

「陸山会事件」の捜査をめぐる虚偽捜査報告書がネットに流出し、誰でもが閲覧可能となっている事は、すでに報道もされています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120505-00000070-san-pol
もはやネット上から削除する事は不可能と思われますが、全7通160ページとされている原本複写されたと思われる書類を読んで見たところ、全106ページしかなく、何か間違いがあるのかもしれません。
この件、誰がなんの目的で流出させたのかなど謎も多く、情報流出自体にも今後いろいろと問題が生じる事も考えられますので、僕が考察するのはあとにして、今日のところはファイルがダウンロードできる「つむじ風」さんのサイトを掲載しておきます。
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2012/week18/

A 捜査報告書等
1.捜査報告書 田代政弘検事    7頁(石川知裕議員の再聴取による捜査報告書)
2.        木村匡良検事 8~12頁(検察審査会議決の考え方についての検討結果)
3.                13~15頁(想定弁解の検討結果について)
4.                16~21頁(小沢供述の不合理、不自然性について)
5.                22~29頁(4億円の出所に関する捜査の状況について)
6. 斉藤隆博副部長  30~50頁(再捜査の結果を踏まえた証拠の評価等について)

B 検察官による取調べデーターの反訳書
1.石川知裕議員録音文字起し       56頁 
(注:頁数は、各文書のページを表すものではなく、PDFファイル全体の頁を示します)
(A、B文書とも5MB以上の容量で、ブログへのファイル挿入が出来ませんので、当ブログへの挿入は検討中です)

<参考>
東京新聞 2012年4月27日 朝刊より転載 
「本音のコラム」隠し録音の勇気  佐藤 優

26日、東京地方裁判所は、政治資金規制法違反(虚偽記入)の罪で強制起訴された元民主党代表の小沢一郎衆議院議員に無罪を言い渡した(求刑禁固3年)
良識に基づいた妥当な判決と思う。石川知裕衆議院議員が、捜査官との取り調べの様子を隠し録音していなければ、検察の違法、不当な取り調べによる調書が証拠として採用され、小沢氏が有罪にされた可能性が十分ある。

実は、石川氏に隠し録音を勧めたのは筆者である。
当初、石川氏は「そういうやり方は性にあわない」と、隠し録音をすることを強く抵抗していた。
理由は取り調べを担当した検査官に対する感情移入だ。
検査官にもいろいろな人がいる。
取り調べ担当検事が人間的に優れた人なので、隠し録音のような信頼を裏切るような
ことをしたくないというのが石川氏の率直な気持ちだった。
筆者は、「鈴木宗男事件で僕を取り調べた検査官も人間的に優れた人だった。
彼には迷惑をかけると思ったが、僕は『国家の罠』(新潮文庫)を書いた。
国策捜査の実態を記録にし、歴史に真実を残さなければいけないと思うからだ。
検査官の取り調べを録音し、小沢事件の真実を残すのが国会議員としての真実だと思うと言った。石川氏は、「勇気を出します」と答え、隠し録音の腹を固めた。
(作家・元外務省主任分析官)

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2012年5月 5日 (土)

デモ行進に参加しました---原発ゼロの日

今日(2012年5月5日)芝公園23号地で開催された「原発ゼロの日 さようなら原発5・5集会」に参加し、パレードにも加わって脱原発を訴えました。
Ca390054_320 午後1時、集会の開かれた芝公園には、続々と参加者が集合し始めていました。(写真左)
主催者の「さようなら原発」一千万署名市民の会の呼びかけ人の挨拶、賛同者の応援演説などで盛り上がったあと、会場の芝公園23号地から神谷町~東京タワー~赤羽橋~金杉橋~大門~浜松町駅から旧芝離宮庭園前の児童公園まで約2時間半のデモパレードをして散会しました。
「あいさつ、応援演説の方々」
鎌田 慧さん(ルポライター・呼びかけ人)
澤地久枝さん(作家・呼びかけ人)
落合恵子さん(作家・呼びかけ人)
内橋克人さん(評論家・呼びかけ人)
神田香織さん(講談師・賛同人)
古今亭菊千代さん(落語家・賛同人)
長田秀樹さん(北海道平和運動フォーラム事務局長)
山口幸夫さん(原子力資料情報室共同代表)


いつもは警察官に囲まれてデモ行進するのに、今日は拍子抜けするほど警察官は少なかった事、動員をかけられたらしい原発推進を叫ぶ右翼の街宣車がやけに目立った事などがありましたが、トラブルも無く、沿道の人達からは暖かい声援を受けて元気に歩き通しました。
僕たち夫婦も自前のプラカードを持っての自由参加でしたが、周りにも子どもを連れた方、老夫婦、若い人達などが目立つ集会とパレードでした。
取材するマスコミでは、外国通信社のスタッフが多いのが目に付きました。
集会でも司会者が、全国各地で行われている集会やデモを全く報道しないNHKを筆頭にしたマスコミ各社のなか、「東京新聞」だけは真剣に取材に取り組んでいると報告していました。
昨年の3月11日以後の原発事故報道において、東京新聞が果たした真実の報道は高く評価できます。もし東京新聞とネットが無かったら、戦時中と似た状況下におかれたと思うとぞっとします。その東京新聞が部数拡大をしているそうです。嬉しい事です。がんばれ東京新聞。            

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